恐怖のドローダウン

2008年は、システムトレードの当たり年でした。

ちゃんと利益も出ましたし。

ところが、2009年からは、システムは絶不調となりました。

所謂、ドローダウンというやつです。

ドローダウンというのは、一言でいうとシステム不調期のことです。

連敗が続くのです。

このドローダウンに耐えることができずに、殆どの人がシステムトレードを

止めてしまうのではないでしょうか?

当たり前ですが、常に勝ち続けるシステムがあれば誰だってやりますよね。

ですが、システムトレードの宿命であるドローダウンがなければ、逆に、

プラスにはならないのですよね。

言葉としては、ドローダウンに入る、ドローダウンを抜けると言います。

2009年は、まさにドローダウンに入りました。

それがなんと、2013年まで続くのでした。

リーマン・ショック

リアルタイムで経験する株式市場第二の事件として、

『リーマン・ショック』に遭遇しました。

「リーマン・ショックは、2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行である

 リーマン・ブラザーズが破綻したことに端を発して、

 続発的に世界的金融危機が発生した事象を総括的によぶ。」

だそうです。

この時、私がやっていたのは株ではなく、日経225先物miniでした。

先物です。

225先物miniも当初は、株と同様に、チャートなどを売買の目安としていましたが、

2007年からは、『システムトレード』に完全に切り替えました。

今回のリーマンショックは、システムトレードのおかげで、殆ど損失は出しませんでした。

むしろ、利益が出ていました。

2008年は、年間でも利益が出た年になりました。

この年初めて、確定申告をしたのでした。

システムトレードは、デイトレードなので、リスクの高い、持ち越しは一切ありません。

この年は、システムトレードの当たり年となりました。

ライブドアショック

当時、私が知っている、株式市場の事件と言えば『バブル崩壊』位でした。

で、実際それがどういう事かを知るのは、まだまだ先でした。

初めて株式市場の事件らしい事件に遭遇したのが『ライブドアショック』でした。

ライブドアショックは、2006年1月に起きた株式市場の暴落の事だそうです。

ヒドク損をしたのを覚えているだけで、その当時のことはあんまり覚えていないのです。

そうです、ヒドク損をしたからです。

放心状態ってやつです。

テレビのニュースでは、連日ライブドアショックのことが放送されていました。

面白いもので、株をやっているとそのニュース内容はどうでもいいんですよね。

自分が儲かるか損をするかだけで・・・

ただ、こういう事件に相場は左右されるということにちょっとだけ敏感になりましたかね。

当然、資金は限りなく底を見ていましたが、引くに引けなくなっているというか・・・

でもキャッシングとか人からはお金は借りていませんよ。
(しつこいですが、この時は)

なんとか自分自身の資金で株は、続けていました。

買う株全てが、買ったそばからマイナス損益という状態でした。

そんな悶々とした日々を過ごしていた2006年。

この年の夏位から始めたのが、日経225先物miniでした。

初めての信用取引

○レバレッジとう言葉を初めて知った

株取引を通して、信用取引なるものの存在を知りました。

ご存じない方に説明しますと。

実際にもっている資金を仮想的に何倍かにして取引するやつです。

レバレッジっていうやつですかね。

自分は、3倍の取引ができるというものでした。

最低資金として50万が必要でした。

つまり、150万円分の取引ができるとうものです。

どうですか?すごいでしょう!

でもですね。でもですね。

当たり前ですが、損失も3倍なんですよね。

でも、もとのお金は50万しかないし・・・

150万円分の株の損失を50万で払っていくんですよね。

あとはご想像のお任せします。

いや、早かったですね。

そして、そうこしていると、あの『ライブドアショック』が起こったんです。

ちなみに、この時使用していたネット証券は、ライブドア証券でした・・・

ああァ~・・・

株取引をスタートしてみたら

回顧録です。

○投資の理想と現実

株や先物取引を始めたのが、10年以上前です。

当時は、ほんと儲かる事しか頭になかったです。

いや、必ず儲かると思っていました。

まず、株から始めました。覚えているのが、貯金して貯めておいた50万円から

スタートしたのを覚えています。

今思えば、株取引で50万なんてあっという間ですよね。

実際にあっという間でした。いや、それよりも早かったですねぇ~

始めた頃は、ノートにトレード日記のようなものをつけていて、

いくら損益・損失が出たかなんてつけてました。

それから、銘柄の事を調べてみたり、チャートの本を読んだりと・・・

それこそ誰でも通る道を通ったと思います。

面白いもので、資金、無いけどあるんですよね。

いやいや、キャッシングとかではありませんよ。
(この時点では、手を出してないだけ)

自分の給料からです。ボーナスなんかは、ほぼ株に回していたような気がします。

あのですね、ヤメレバいいのですが、収まりがつかないというか・・・

株の損失は、株で取り戻す的な発想です。

それでズルズル・・・

株は、全然儲けは出ませんでした。

とにかく資金を投入して、なんとか、なんとかという思いで必死でした。