角層から顆粒層へ!? 表皮とは、身体のいちばん外側、まさに境界に位置する皮膚の層であります。表皮の厚みは平均すると1mmに満たない。にもかかわらず、表皮は皮膚のバリア機能をほぼ一手に引き受け、身体のほかの組織に比べると格段に多い有害な刺激にも耐えているわけであります。 続きを読む
角質層の加齢変化 皮膚の表皮は、ケラチノサイトと呼ばれる細胞のレンガを何層(一説によれば25~50層重なっているんだとか)も積んだような構造となっています。ケラチノサイトの寿命は30日ほどで、最終的には表皮がこすれたりひっかかれたりしたときにははがれ落ち、薄片は空気中に紛れ込み、所謂ターンオーバーを繰り返しているケラチノサイト。 続きを読む
解明されたことをベースにする姿勢 1990年代以降、分子細胞学的手法が取り入れられ、毛髪の形成や再生の仕組みを遺伝子や分子レベルで解明できるようになりました。分子細胞生物学の進歩と技術(情報処理や光学機器など)の進歩が相乗効果となって、今まで(毛髪に関する)未知の部分も更に解明されていくでしょう。 続きを読む
パターン認識のようなもの AGA(男性型脱毛症)治療薬として、プロペシア、ザガーロ、そしてリアップ(一般名:ミノキシジル)があります。ミノキシジルは、毛組織周辺の血流改善作用により発毛作用を促進する薬で、塗り薬と内服薬があります。また、血管拡張薬と開発されたものが、発毛剤と転用されたのは言うまでもありません。 続きを読む
白髪が黒髪に戻る!? 1990年以降、毛髪生物学の研究は大きく様変わりしたといわれています。その主な理由は、分子生物学的手法が取り入れられ、毛髪の形成や再生の仕組みを遺伝子や分子のレベルで解明できるようになってきたことにあるという。 続きを読む