「押し売りはしたくない」の一言から何を感じるか


「(商品の)押し売りはしたくない」という人がたまにいるのですが、そもそもどういう意図で言っているのでしょうか。先日も美容室を訪問した際に久しぶりにこの言い回しを聞きました。まあ意図など何もなくなんとなく言っているだけなのでしょうけれど。

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前任者の方が良かったと言われないためにも


担当営業マンが変わり、新しく担当となった営業マンが、顧客(私の場合は美容室)とコミュニケーションをとるために「前任者の悪口からまずは入る」というものがあります。「悪口」は流石に言い過ぎかもしれませんが、要は、前任者がどのような感じで営業をかけていたか、コミュニケーションをとっていたか、を把握することから営業が始まるわけです。

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売るだけが営業マンの仕事ではない!?


大小様々な美容ディーラーが存在しておりますが、所謂大手美容ディーラーは、コロナが流行してからパタリと美容室に訪問しなくなったと聞いております。もちろん不要不急の自粛要請に従った形なのでしょうが。ちなみに大手以外は、それでも普通に営業で美容室には訪問していたようです。

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失客は起こってからが本当の勝負


割とよくあることなのですが、私の会社の商品(美容材料)を取り扱う美容室から失客した先が同じ商品を取り扱う美容室だったりします。たまたまの場合もあれば意図的な場合もあります。意図的な場合とは、私の会社に一般消費者から「お宅の商品や商品を使った技術をやっている店舗」の問い合わせがあることです。

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営業マンにとっての「書く」ことの意味


営業マンとセールストークは切っても切れない関係かと思います。会社から用意されたセールストークもあれば、自分なりに考える方もおられるでしょう。自分の場合は、その両方で会社から用意されたものと自分で考えたものをセールストークとして使っています。

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私には想像もつかなかったことが起こっている


豚の各種臓器は、そのサイズなどの点において人間の臓器に近いとされる。このため1990年頃から、科学者たちは豚から人間への臓器移植を真剣に検討し始めた(この種の臓器移植は「異種移植」と呼ばれる)。『小林雅一「ゲノム編集とは何か」より』

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行きつけ美容室を止めたきっかけはとは?


「体験型の店舗が生き残る時代へ」これは、望月智之さんの「2025年、人は「買い物」をしなくなる」に書いてあり非常に印象に残りました。その背景には、人が今までやっていた仕事をネット、自動化・機械化により代替が進むとのこと。しかし、代替が難しいサービス業、つまり、人間のコミュニケーションが価値そのものであるような仕事は、益々コミュニケーション能力を求められるのではないかと思います。

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美容師と理学療法士の掛け算


元々美容室が専門店なのに、カット専門店、ヘアカラー専門店、メンテナンスサロンというように美容室を更に専門化した形で展開されています。それはまるで、美容室を引き算する感じ。では、美容室に足し算する感じはどのようなものがあるでしょうか?

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トラブルを招く因を考えてみた


営業や交渉事では、正論をぶちかますのではなく、いかに相手の利益を提示できるかだといわれます。たまに何を勘違いしたのか熱弁を振るう人を見ますが、これなんかは典型的な正論ぶちかましタイプだったりします。ていうか正論というよりも自分に酔っているだけなのでしょうけれど、まあ、あくまでも主観ですが。

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メリットとデメリットは常に混在する


物事には両面があって、それこそメリットとデメリットのような関係。メリットだけとかデメリットだけ、というのは無いと物事を捉えている私です(誰でもそうでしょうけれど)。例えば、私の会社で取り扱う美容室専売品、つまり、美容材料。美容材料は物事ではなく単にモノですが、これにしてもメリット、デメリットが当然あります。

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続 この30年で私が感じた美容業界(美容室)の変化


かなり雑に、約30年の美容業界(美容室)の変化が何であるかといえば、ニーズの変化なのかなと。強すぎたパーマの流行が終わり、カット&カラーが現在の美容室を支えています。これを私なりに言い換えれば、「パーマ屋(美容院)」から「美容室(サロン)」との(世間の)認識の変化が起こったのだろうということ。

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この30年で私が感じた美容業界(美容室)の変化


私が勤める会社(ある美容メーカー)がスタートしてからの約30年で美容業界(とくに美容室)がどのように変化してきたのか。そして、今後はどのように変化していくのか。前日のエントリーでは、うちの商品が「売れた背景(理由)」をきちんと分析しなければ、現在の顧客へのフォローどころではなくなるし、そのうち顧客にすら売れなくなるのだろう、と締めくくりました。

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売れ続けるためにヤルベキ事とは


私が勤める会社は、ある美容メーカーなのですが、会社がスタートして30年以上が経過しております。ひとつの会社の寿命が短くなっている話を耳にするのですが、その中で30年は割と長く続いているのではないかと私としては感心しております。

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私の営業を支えるものそれは価値観


売れない営業マンほど、売れない理由や結果を自分以外のせいにするものです。売れない営業マンほど、良い商品であれば、何の苦も無く勝手にその商品が利益をもたらしてくれると(意識的にも無意識的にも)思い込んでいます。これは、営業マンに限った話ではなく、商売に携わる人であれば何かしら心当たりはあるはずです。

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全面解除となった10月の途中経過


4月4日以来、全都道府県で緊急事態宣言、まん延防止措置、いずれも解除された状態となった10月。相変わらず、毎日の新規感染者数の報告が行われる中、長崎市では一桁台で推移していることもあり?なんとなく人の動きも目立つように感じられます。美容室からも10月に入って若干ではあるものの来店客も戻ってきている話を聞くようになりました。

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コロナが流行してからを振り返ると


新型コロナが流行して1年半以上が経過しました。相変わらず終わりの見えない戦いが日々続いております。幸いなことに、私が勤めている会社(美容メーカー)は何とか存続できています。しかも、取引先である美容室も奇跡的に?一軒も脱落することなく営業を継続しています。

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日頃の報連相で感じること


営業という仕事をしているかどうかは定かではありませんが、ほぼ毎日私は、何らかの報連相を行い、そして報連相を受けます。それは、社内でも顧客にしても同様のことがいえます。先日もあるサロンから、「ホットペッパービューティーで、ヘッドスパ口コミランキング1位になりました」という報告のような連絡をもらいました(おめでとうございます)。

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自分では中々気づきにくい臭いについて


化粧品業界や石鹸業界が、「加齢臭」なる言葉を生み出した、とある本で読んだ(かなり曖昧ですが)記憶があります。この「加齢臭」という言葉の誕生以来、それを予防するためにシャンプー、石鹸、サプリ、化粧品などの様々な加齢臭防止グッズも誕生しました。今では、「加齢臭には気をつけよう」という考えも一般化したのでなないかと思います(多分)。

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続 美容室とヘアカラー専門店の白髪染め需要の奪い合い!?


10月8日のエントリー「美容室とヘアカラー専門店の白髪染め需要の奪い合い!?」では、「奪い合い」という表現こそ使いましたが、現実には、一方的にヘアカラー専門店に白髪染め需要を奪われているのではないか、と締めくくりました。

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まさに正念場!?


全国に25万軒以上存在するといわれる美容室。美容室は比較的、参入障壁が低く、小・零細規模の事業者で成り立ち、そして、その殆どが個人事業主による経営です。美容室の倒産は2019年度に過去30年間で最多の97件を記録し、美容室の新陳代謝が進んでいました。

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自分に興味があるのは自分だけ


営業は、相手の立場になってものを考える、なんていいますが実際のところ相手の気持ち(心理)を想像することは出来ても物理的に相手の立場になることは不可能です。相手の気持ちはどうあがいてもコントロールすることなど出来ません。コントロール出来ないものをコントロールしようとすることほど疲れることもありません。

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薄毛の悩みを誰に相談しますか?


AGAをご存じでしょうか?ネットで検索すると「AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)」とのこと。男性型脱毛症とは、成人男性特有の進行性の脱毛症で、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなったりするのが特徴であり、遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因だといわれています。

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不要不急のモノ・コトで成り立つ美容室!?


長崎市の諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」。本来であれば、10月7日から3日間、長崎の町は祭り一色に染まるはずでした。新型コロナの感染拡大防止のため、2年連続で「奉納踊」と「お下り・お上り」は中止となりました。コロナ禍が生み出した「不要不急」のイベント自粛の最たるものでしょう。

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美容室とヘアカラー専門店の白髪染め需要の奪い合い!?


ヘアカラー専門店の登場以来、美容室の白髪染め需要はゴッソリとそちらに奪われている感が否めません。コロナ禍でもヘアカラー専門店は確実に店舗を増やしているようですから。ヘアカラーを取り巻く状況は、白髪染めならヘアカラー専門店、それ以外のオシャレ染め(今でもこの言葉通用するのでしょうか?)なら美容室で、という流れになっているのではないでしょうか。

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2021 改めて再来店させる3つのポイントとは


前日のエントリーで、美容室の再来店を決めるポイントはお客の感覚(直感)であり、後から理屈で納得(正当化)させているのでは?とまとめてみました。今回は、感覚の部分ではなく理屈で納得できる部分とは何か、について取り上げてみようと思います。ところが、2019年11月20日のエントリー「再来店させる3つのポイント」で既に再来店については取り上げていたので、今回はそのエントリーを一部加筆修正して再掲載させて頂きます。

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感覚で買い理屈で納得(正当化)する


飲食店の予約台帳サービス「トレタ」には、「常連化曲線」という概念がある。来店回数を重ねるほど再来店率が上昇するが、その上昇率は直線的ではなく、二次曲線を描くように最初の2~3回で急激に上昇する。

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質問を質問で返す


「〇〇さん、どうしたらいいでしょうか?」という感じで、うちの会社の営業マンからも取引先である美容室からも漠然とした質問を受けることが多々あります。質問を受けるたびに思うのが、何故、自分で考えないのだろうか?ということ。自分で考え答えを出して、それについて意見を求められるならまだしも、自分事であるはずなのに全く考えようとしないのは一体どういうことなのでしょうか?

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気づいていても行動を起こさないと意味はない


8月に営業担当者変更による引継ぎ業務を行いました。先日、コロナ禍では不要不急とされる?顧客先(美容室)へ直接訪問をしてきました。お恥ずかしい話、顧客情報管理が個人に任されたままであったこと、しかも前任者である担当営業マンの杜撰な管理もあり、なんとも行き当たりばったりの訪問となってしまいました。

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あるマッサージ店の値上げの理由から考えたこと


前日のエントリーで、あるマッサージ店がPayPayの決済手数料有料化を理由にマッサージのコース料金を値上げしたことを取り上げました。値上げについて、「値上げした分、お客さんがそれ以上に価値を感じるように努力しないといけない。サービスの向上、技術、接客、スタッフ一丸となって努力していきたい」とオーナーは語っていました。

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10月から変わったもの


10月から暮らしに関わる商品価格が変わりました。マーガリンは原材料の高騰。たばこは、たばこ税の増税のため(こちらに関しては、増税前に駆け込み需要が起きていたようです)。小麦粉は、輸入小麦を政府から製粉会社に売り渡す価格が高くなるため。コーヒーは、コロナの影響で巣篭もり需要が上がったため、値上げされました。

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