続 美容室にはキレイになりたいから来店する
3月28日のエントリー「美容室にはキレイになりたいから来店する」で取り上げたホットペッパービューティーアカデミーのコラム「研究員コラム」を再度ここに取り上げてみようと思います。前回は、サロン経営のキーワード、「シン密」について取り上げていましたが、今回は、昨年の4月以降の美容室への来店客の変化がどうだったかについて考えてみようと思います。
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さて、早速その研究員コラムは以下になります。前回取り上げたものと内容はほぼ同じですが、構成を多少変えているようです。
『【サロン経営2021】コロナ禍でも成功するサロンとは?』
ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。
今回はリクルートから2021年3月18日に発表した、コロナ環境下での兆しの発信「コレカラ会議」より、コロナ禍でも成功するサロンについて解説します。(後略)
以上引用。
私の気になる部分のみ、記事の内容を以下に要約すると、
「一時的に自宅ケアに切り替えたものがある」約半数。
「今後もずっと切り替え予定のものがある」7.6%。
「白髪染め」「前髪カット」は、4割以上の人が一時的に自宅でのセルフケアに切り替えていた。しかし、「今後も自宅ケアに切り替える予定」と回答した人は、「白髪染め」1.4%、「前髪カット」3.9%。
「コロナ後(2020年4月以降)にサロンを変更」と答えた女性は6.7%。
「コロナ前と同じサロンを継続利用」は77.3%。
コロナ前と同じヘアサロンを「継続」するポイントは?
1位「施術者・スタッフを信頼しているから」62.2%。
2位「自宅から近いから」22.9%
3位「価格が気に入っているから」22.8%
4位「衛生対策がしっかりしているから」22.5%
5位「サロンの雰囲気が気に入っているから」18.9%
この記事の最大のポイントは、「2020年5月のカスタマー調査の結果」というところだと思います。そこから既に約1年が経過していますし、約1年が経過しても「緊急事態宣言」と言っている調子ですから。
ただ、調査結果を見てみると、コロナは関係があるようで関係がないのかな、という印象も受けます。なので、今年も同じような調査をしても結果はとくに変わらないと私は思います。
コロナ禍においては、わざわざ人がやる必要がない仕事が見直され、機械化・自動化が進められているようですが、美容室の仕事はあくまでも人が人に対して行うもの。
ですから、美容室の利用に関しては、コロナ云々はあまり関係がないのだろうと思います。
美容室の課題は、コロナ以前もコロナ後もとくに変わることなく、いかに技術の安売り競争から抜け出し、「来店するお客のニーズをいかに満たすか」ということ。
「施術以外の部分でも広く「信頼」を獲得できるか」、などと言われても、実践においては、あまりにも抽象的過ぎて、何を日頃から取り組むべきかが全く分かりません。
敢えて、「コロナ禍でも成功するサロンとは?」と私に問われれば、記事にあるような「お客さまとの信頼獲得が多様化」というような抽象的なものを現場でいかに具体化し実践に移せるかが大切かと思います。
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