聞かれて嫌だったと思わせる口のきき方になっていないか
西野亮廣さんの著書「新世界」の中で、『美容室特有の探りあったまま最後まで発展しない会話』という表現があるんですが、これを読んだときには、美容室の接客の印象ってこんな感じなんだろうかと考えたものです(業界関係者として分かる反面、なんとなくかばいたくなるような)。美容室という単語に特有という表現まで装飾されてよっぽどだなと。
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『その一言が失客につなががる?』
その一言が失客につなががる? 美容室での会話を楽しみにしている客は少なくないが、当たりさわりない会話が無難なようです。
ニュースサイト「しらべえ」が「美容師に聞かれて嫌だったこと4選」を2021年5月16日配信。
「聞かれて嫌だった」のは
①どんな仕事をしているのか
②上から目線の恋愛相談
③家庭事情を聞かれて
④この後、どこかに行きますか
それぞれ具体事例を紹介していますが、なるほどと思える内容です。
顧客の性格や、美容師さんとの関係性にもよりますが、プライベートな話は慎重にしたほうがいいようです。
引用元の記事は
https://sirabee.com/2021/05/16/20162564092/
以上引用。
基本的に私は、美容師さんは接客のプロだと思っています。
営業力のない勘違いした美容メーカー、ディーラーの営業マンよりもよっぽど営業力があるはずです。
美容室における接客は見ていて中々大変だなと感じます。店舗でモノを売るような販売員のやる接客と比較しても意味がないような気もします。
慣れの問題といってしまえばそれまでですが、技術をやりながらの接客をしなければならない。
記事にあるような内容は、取り立てて美容室に限った話ではないだろうにとも思います。
「聞かれて嫌だった」4選にしても、場合によっては「聞かれて嬉しい」かもしれない。
流石に、「上から目線の恋愛相談」はどうだろうかと思いますが、一方では、『僕たちは「髪型」ではなく、スタッフの「経験と生き様」を売っている』と公言しているある美容室がとてつもなく繁盛している話を聞けば、相談自体にも需要があるようにも考えられる。
人が変われば、聞かれて嫌なことでも嬉しいことに変わることなどよくあることです。
確かに、美容室の利用に際して、技術と同等、いやそれ以上に美容師の接客態度を重視する方も多いと思います。
美容室へのクレームとしては、当然、美容室というよりも対応した美容師に対してのクレームです。しかも、そのクレーム内容の殆どが技術以外だったりします。
つまり、それを一言で表現するなら漠然とした接客態度ということなのでしょう。もっと言えば、何となく不快に感じる部分があるということ。
言葉そのものではなく話の内容でもなく、言葉使い(口のきき方)、間の取り方、話すスピード、強弱、声量によって同じ言葉を発したとしても相手に与える印象は、それこそ月と鼈です。
まあ、この記事を読んだ美容室オーナーが4選を「お客に言うことは止めておこう」とは考えないでしょうが、ただ接客態度を今一度改めることはお勧めします。
「言葉の力」
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