わざわざ自分と同じような境遇の人間を探そうとする
改めて「類は友を呼ぶ」という言葉の意味を調べると、「気の合う者同士は自然に集まり、自然に友達になること」「似通った者同士なら、無理をしなくても自然と寄り集まる」ことであるとネットに載っていました。これを私なりに拡大解釈させてもらうと、美容室も営業マンも自分のお店やその営業マンと気の合う、似通った者同士のお客しか来店しないし、付き合えないのだろうと思います。
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商売は、モノ・サービスを売って利益を出すことです。
商売にしても営業マンにしても、ただ自分の気の合う、似通った者ばかりを相手にして成り立つほど甘くはありません。
自分以外の人間といかに付き合っていくかが商売では問われているわけです(営業マンも同じく)。
営業をやっていて、私も人間ですから当然ながら、お客と「合う合わない問題」がつきまといます。
気の合うお客とだけ付き合っていけば、それこそラクなんでしょうが、面白いのが、気が合うことがイコール取引額も伸ばせるというわけではないということ。
意外な程に、こちらがかなり神経を使って付き合っている相手、つまり、合わない相手の方がむしろ取引額が伸びていたりすることが多々あります。
思えば、私も20年以上営業マンをやっていますが、当初ならとても相手に出来ない、相手にもされないような美容室のオーナーと普通に話せていたりします。
何故、普通に話せるようになったのかと問われれば、最大の理由は、”慣れ”だと思います。
人に対して慣れたということ。経験といってもいいかもしれませんね。
美容室経営に関していうと、大体が大小問わず同じなので、オーナーが何を考えているかは何となく察しが付くというか。
スタッフを抱えているオーナーは、大体がスタッフのことで頭が一杯です。
そして、敢えてもう一つ理由を挙げると、「器の問題」があると思います。あの人には「器がある」「器量がある」なんて表現をしますが、その器のことです。
「器」とは、その人の「あらゆる物事を受け入れる力」のことだと私は定義しております。
お店が繁盛しなかったり、営業マンの成績が上がらなかったりするのは、まったく別の角度から見れば、器の問題だと思うのです。
面白いもので、自分の器以上のお客とは付き合えないものです。
ということで、「類は友を呼ぶ」という言葉の意味を器の観点から考えると非常に面白いなぁと。
やはり、器の大きさに比例してお店の状態も比例しているものです。
結局は、同じ器の者同士で付き合っていくわけですから、同じような情報しか入ってこない。
今回、「一時支援金」や「月次支援金」の申請に関しても、条件を満たして申請しようとしても、申請が通る美容室もあれば通らない美容室もあったりする。
私は、申請が通った美容室の情報を教えても、申請が通らなかった美容室はわざわざ申請が通らなかった美容室から情報を聞こうとする。
つまり、出来ない者同士で情報交換をしている。
類は友を呼び、同じ器同士で集まるということなのでしょう。
美容室経営を改善させたい、営業マンとして成績を上げたいならば、自分よりも上手くいっているお店や営業成績のいい人にアプローチをかけてみればいいのに、多くの人間が、わざわざ自分と同じような境遇の人間を探そうとするのが非常に面白いところだなと思います。
まあ、器の問題といってしまえばそれまでなんでしょうが。
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