マンネリに打ち勝て


日本のGDP(国内総生産)は、1997年以来ほぼ横バイだそうだ。
つまり、20年間は経済成長していないということ。
ちなみに1997年は、消費税率が5%になった年ですね。


テレビや新聞のニュースでは、とあえて書きますね。
日本が経済成長しているかのようなニュースが目につきます。
というか成長したというニュースしか流していないのでしょうね。
来年の10月には、消費税率を10%に是が非でも上げたいからね。

ところが、実際は経済は下がっていないとは言え、現状維持。
成長していない。なぁ~んだって思ってしまう。

つまりは、業績が伸びたところがあれば、その裏では下がったところがある。
下がっているところは、どこかに取られているということですね。

美容室の話しか私はできませんが、美容室の数も増加傾向です。
厚生労働省のホームページにいけば、資料はいくらでもあります。

増加に比例して売り上げも全体的に伸びれば問題ないのでしょうが、
実際は、違う。伸びているところは、どこかの美容室のお客が流れている。

一番目立つのは、大型低料金チェーン店に個人経営の美容室のお客が、
どんどん流れています。これをわかっていない、美容室が多すぎます。
ましてや、その事実を教えても全くもって、”ピン”とこない。
とにかく、鈍感なんですね。まあ、この話は今回はいいです。

でもって、大型低料金チェーン店も様々あるので、こちらもお客の奪い合いです。

お客がとられている店舗に共通すると言い切ってしまいますが、
ハッキリ言って、仕事が”マンネリ”してるんです。
本人が仕事を仕事でやってるので、楽しくないのです。

お客も選ぶ権利があるので、そういうところにわざわざ行こうとは思わない。
同じ仕事をしているひとでも、その仕事にかける情熱というか熱ですね。
温度差があまりにもありすぎるのです。

以前も書きましたが、そのマンネリを打破するために小手先だけでなんとかしようとする。
ところが、お客目線ではなく、あくまでも自分の目線でやるから、余計にお客から嫌がられる始末。

トコトン、お客目線でやるしかないのです。
大型低料金チェーン店にお客が行く理由は、ただ一つ”価格”です。安いからです。

個人経営の店舗は、自ずと何で勝負するかは、誰が考えてもわかりそうなもんです。
ところが、長く続けていると、自分のヤリ方にとらわれて何もできなくなってしまう。
これは単なる、面倒くさいだけなんですね。

この面倒くさいやマンネリに打ち勝たなければならないのです。
扱う商品・薬剤を変えたって自分自身が変わってないから同じなんです。

当たり前すぎるんですが、打ち勝つ方法は、”創意工夫”しかないでしょう。
工夫が足りない人、多いです。

以前、あるオーナーさんに、「ひと月に一個でいいから、お店で何かを変えてみて下さい」
と提案したことがあります。
殆どの方が、その時はいい事を聞いたそれならやれそうだって感じだったのですが、
誰も、始めの一か月だけでしたね、変えたのは。

つまりは、誰かに言われてもダメなんです。自分の頭で考えて変えていこうと、本気で思わないとね。
一年前と比べてなにも変わっていないお店の多い事多い事。

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