営業やりたいですか?


一般的に営業という仕事にはどのようなイメージがあるのでしょうかね?私の勝手な思い込みに過ぎませんが、良いイメージを持つ人の方が圧倒的に少ないのではないかと思います。実を言うと私もその一人でして、私もまさか自分自身が営業の仕事をするとは思っていませんでしたから。

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思ってもいなかった営業の仕事を何故にするようになったかと言えば、今の会社に営業で入ったとは思っていなかったからです。

気か付けばバリバリの営業を”やらされて”いました。

いきなり新規飛び込みセールスを。

最初から既存客を営業で回るのはもってのほかで、とにかく新規客獲得(飛び込みセールス)を数年は”やらされて”いました。

自分の客は自分でつくれ、という理屈です。


後になって分かることですが、お客というのはいとも簡単に離れていきます獲得するのにはとんでもない苦労が伴うにも関わらず、離れていくのは一瞬です

なので、いきなり既存客を回ると「お客の有難み(お客様は神様ですという意味ではありません)」を体で理解することができないのです。

それでも必死になって(当時はほぼ強制でしたが)新規客獲得に奔走していると、それなりに結果のようなものが出せるようになってきました。

それでも思うように固定化できなかったり、顧客とはなってくれたものの取引額が一向に伸びていかなかったりと、全然上手くいきません。

そうこうしていると既存客を営業で回ることとなりました。

最初こそ「既存客を営業で回りたいなぁ」「新規よりラクだろうなぁ」とは思いましたが、不思議なもので、新規飛び込みセールスで苦い経験をしていくと、既存客を営業で回ることの方が遥かにプレッシャーになりました

何故なら、新規は捕まらなくて当然のようなところがあるのですが、既存客を失客させることなどあってはならないことだからです。

つまり、新規飛び込みセールスを経験して既存客の重みや有難さを思い知ったからわけです。

まあ、結果としていい経験だったとは思いますが、果たして私と同じような感じで営業に取り組める人間がどれだけいるかかなり疑問です。

これは私が優れているという意味ではなくて、やはり時代の流れというか世代間のギャップというか、私が指導された内容を今後入社してくるであろう人間に通用するかということ。

ということで以下の記事をどうぞ。


「営業はやりたくない!」学生の"営業離れ"の原因をキャリアコンサルタントが解説

毎年数百人の就職支援をしているのですが、年を追うごとに「営業職には就きたくない」という学生が増えています。こういった学生が希望するのは「企画」「マーケティング」「新規事業立ち上げ」「人事」「コンサルタント」といった業務です。

なぜ"学生の営業離れ"が加速しているのでしょうか。いくつかの要素があるように感じます。(文:キャリアコンサルタント 坂元俊介)(後略)

以上引用。


記事には、学生の営業離れが加速している要素として、

・営業インターンのせいで営業という職種を勘違いしている
・テクノロジーの発達により営業職がなくなると思っている
・営業職はスキルがつかないと思っている


とのこと。


そもそも営業職を希望して入社してくる人間がいるのでしょうか?

学生には「企画」「マーケティング」「新規事業立ち上げ」「人事」「コンサルタント」といった業務に人気があるようですが、それをやるには営業経験が有利となることをどれだけ丁寧に説明できるかが企業には求められているような気がします。

もっと本質的なことをいえば、顧客獲得を継続して出来ない企業や店舗は、存続など出来るわけがありません。

なら、顧客獲得はどうやってやるの?

営業しかないわけです。


現代においては、企業がビジネスを進めていく上で必要な要素として、「顧客」「ブランド」以外はアウトソーシングが可能となっているともいわれています。

ロジスティクス、サプライチェーン、ITインフラ、お金は、以前は大資本の企業のものでしかありませんでしたが、もはや資本があることはもう強みではないという指摘すらあります。

となれば、顧客獲得がいかに大切であるか、そこにいかに集中するかが重要であり、そこを避けている企業が生き残れないことは明らかなのです。

つまりはそういうことで、私が経験したやり方は通用しないとしても顧客を自らがつくっていくという姿勢、考え方は今でも通じるとういか、それこそが営業という仕事であるように思います。





山本康正「2025年を制覇する破壊的企業」




三戸政和「営業はいらない」





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