白髪が増える原因よりも白髪染めの対応が美容室には課題
美容室におけるパーマ比率は、年々減少傾向にあります。そんな中でも現在の70代以上、いや正確には75歳以上の女性に限っていうと、今でも美容室でパーマをかけることは当たり前なのかもしれません。それ以外の世代でいえば、やはりカット&カラーが中心となって来店しているのではないでしょうか。
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むしろヘアカラーという表現よりも白髪染めで来店している方々が、美容室の売上を支えているといっても過言ではないと思います。
白髪染めに関して、美容室派かホームカラー派がいるとは思いますが、ここに関しての線引きは明確ではないような気もしています。
とくに今回コロナ禍ということもあって、気にはなっていたものの中々試せなかったホームカラーを一時的にも試して方もいることでしょう。
そんなこんなで若者のするヘアカラーというよりも白髪を隠す目的である白髪染めは、人口構造の変化により今後も益々需要は伸びることでしょう。
ただ、一方では、毎月美容室に来店したり、ホームカラーをするのは面倒に感じるもの。
叶うものならば、白髪が生えてこなければいいのですが、実際には年齢ともに白髪が増えていくことは一般的なことです。
白髪が生えるメカニズムや原因に関しては、私も美容業界に携わる人間ですから多少の知識は持ち合わせてはいます。
それらが分かったとしても中々白髪が生えることを予防するということは難しい、というよりも予防のエビデンスが取りにくいので、予防をしようと思う方はいなのではないでしょうか。
なので、多くの方が白髪予防をするのではなく、「染める」か「そのまま放置」かを選択しているはずです。
以下は、ストレスと白髪の関係についてのものです。
『「ストレスで白髪が増える」は誤解かも?体の老化との関連性とは』
外見上の「老化」において、「白髪の多さ」というのは象徴的かもしれません。若々しく見られるために白髪染めをするというのも稀な話ではありません。少なくとも日本では、髪の色というのはなんとなく「老化」を象徴するものとされているように感じます。
一方で、歳は若いのにやたらと白髪の多い人を見ることもあるでしょう。その人は本当に「老化」が進んでいるのでしょうか。若くして白髪が目立つ人でも、杖をついたり、歩行器を使って歩いたりしているのを見ることは珍しいのではないでしょうか。
白髪は目立ちやすいので、「老化」を示すものと思われるかもしれませんが、実際のところ、白髪と体の老化の関連性というのは知られていません。(後略)
以上引用。
記事によれば、白髪になりやすい人の特徴は以下のことで“関連性”が報告されているとのこと。
・遺伝的な背景
・ベジタリアン
・飲酒
・喫煙
関連性というのが微妙なところで、あくまでも関連性。因果関係ではないということです。
記事によればどれもこれも白髪に関するエビデンスが確立されていないようです。
分かっていることは、どうして白髪が生えてしまうのか。ただ、それがどのような原因、何故そうなってしまうのか、はハッキリとはしない。
まあ、逆にハッキリすると白髪染めという需要がなくなるでしょうから美容室としてはたまったもんじゃありませんね。
少なくとも現状では、白髪染めによるトラブルをいかに回避していくかが美容室の課題です。
そのためには、トラブルが起こってからの対処ではなく、トラブルが起こる前にどれだけ対処しているかどうか。
まさかとは思いますが、「うちのお店のお薬はいいものだから安心して下さい」とういクレーム処理なんかしているところはないと思いますが?
成毛眞「2040年の未来予測」
河合雅司「未来を見る力(人口減少に負けない思考法)」
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