お客以前にスタッフから支持を集める美容室


6月28日のエントリー「ある美容室の人が辞めない仕組みづくりについて」において、離職率の高い美容業界において人が辞めない店づくりに成功しているといわれる美容室Londを取り上げてみました。そこでは「メンター部」をつくりスタッフ一人一人に寄り添っているといいます。

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確かに、離職率の高い美容業界ですが、人が辞めないような店づくりの話を今まであまり聞かなかったような気もします。

私の主観ですが、やはり美容師は独立してナンボのような世界なので、雇う側もどこか「どうせ独立するだろうから」という姿勢で接している部分は多々あったはず。

時代も令和となり、日本にバブルがあったことを知らない世代が既に働いていて、そして、美容業界でも美容室はパーマがメインであったことすら知らない美容師が働いているという現実があります。


余談ですが、私の新規飛び込みセールスの切り口は、「パーマをかける人がめっきり少なくなりましたもんね!?」だったのですが、これは無意識にパーマ比率が高かった時代を知っているからこそのトークなので、そもそもパーマ比率が現在の10%前後しか知らない世代にとっては、私のトークは「ん?何それ?」って感じなのです。


回りくどくて申し訳ないのですが、つまり、働くことに対する価値観が世代によって明らかに違うということです。

なので、冒頭にある美容室Londの「メンター部」は今を象徴するようなものと私には感じるのです。

ということで以下をどうぞ。


中村飛鳥さん(Gallica/ガリカ)が語るスタッフへのおもい

表参道を中心に7店舗展開する「Gallica(ガリカ)」。2015年3月の創業で現在、スタッフ52名で年商3億5千万円。着実な成長の背景には、スタッフ一人ひとりに寄り添う「人間教育」があった。

「次世代リーダー」にインタビューするホットペッパービューティーアカデミーの「TOP INTERVIEW」vol.63は、Gallica(ガリカ)を経営する中村飛鳥さん(33)。

「給与や休暇、産休・育休制度など待遇面が厚いのは、当たり前。美容師として、人として、“夢を叶えられる場所”にしたいと思いました。」という中村さんの「人間教育」は、アシスタント時代の壮絶ともいえる経験にあった。

スタッフ時代の経験、いまのスタッフ教育、スタッフにかけるおもいなどを、千葉智之ホットペッパービューティーアカデミー・アカデミー長が聞いた。

記事は
https://hba.beauty.hotpepper.jp/check/30146/

以上引用。



こちらも堂々と「人間教育」を謳っているあたりが、美容室Londの「メンター部」と私には重なって見えてしまいます。

美容室LondにしてもGallicaにしても、経営者は30代。

人を雇って美容室を大きくしようとするならば、お客以前の問題としてスタッフからまずは支持を集めなければならない。

美容室の目指すべき道(目標)のような抽象的なことではなく、まずは雇用環境、待遇面で他の業界と比べても見劣りしないかどうかは以前より美容業界の課題でした。

美容室LondにしてもGallicaにしてもそこに真正面から取り組んでいるだけなのでしょう。





堀江貴文「死なないように稼ぐ。」




森田健司「なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?」





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