地道にコツコツと


営業は「地道にコツコツ」これが一番大事なんだ!
これは、我社の社長の教えであります。
どんな世界でも、地道にコツコツできなければ上手くいきません。


私も含めて皆が、「ホントは何かいい方法があって、出来るヤツはそれをやっているはず」と
本気の本気で思い込んでいます。
そのように思っていませんか?って質問すると殆どの人が「そんなことはない」っていいます。
でも、地道にコツコツはやりません。

このコツコツやることが大事であると体で理解している人は、強いと思います。
学問にしろスポーツにしろ楽器にしろ、それらは地道な作業の繰り返しです。
繰り返し繰り返し、反復練習をするうちに自然とできるようになっていく。

それが能力として備わっていきます。
これはいい意味での能力と思いますが、逆もまた然りで、やらなければやらないという能力が身につくものです。

誰かが言っていた・・・
成功する人は、誰でもできる簡単なことをやるだけだ。
そして、その簡単なことを誰もがやらないということを知っている人だ。

聞いてしまえば、教わってしまえば簡単なことだったりします。
ですが、教わったことができるようになるには、また別の問題なのです。
これが、コツコツやるしかないのです。

私はギターを趣味で弾いていますが、コードの押さえ方や単音で指の押さえ方などを
聞いたり、教わったりしても、それがすぐにはできるようにはなりません。
教わったことを繰り返し繰り返し、何度の何度もやっても弾けるようになりません。

時には、聞いたのが間違っていたのかな、とか、違うこと教えられたかななんて思ったりします。

そういうのを何度か繰り返すなかで、乗り越えてやっとできるようになるものです。

だから、逆に教わればすぐできると思っている人は、不幸な気がします。
なにか一つでも、乗り越える経験をするだけで、見方考え方は格段に良くなると思います。

話は飛ぶようですが、下記の記事を読んで、地道にコツコツやることの大切さを、
私は改めて考えました。

大規模調査でわかった、ネットに「極論」ばかり出回る本当の理由
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58264
「ネットを使うほど、人は極端になる」は本当か
「現代社会で進む分断の大きな原因は、インターネットやSNSである」というクリシェがある。
しかし、そうした直感に真っ向から反する「ネットは社会を分断しない」という研究結果が話題だ。
慶應義塾大学の田中辰雄氏らの実証研究によると、FacebookやTwitterなどの
ソーシャルメディア利用は、ユーザの「意見の極端化」に影響を与えていないという。
一方で田中氏らは、「テレビニュースの視聴者は極端な意見を持つようになる」とも
指摘しており、興味深い。この研究では、それだけでなく、ネットユーザが自分と意見
の異なるユーザも少なからずフォローする傾向にあることが分かった。
具体的には、フォローしている人の3割以上は、自分と反対の主張をしている人で
占められているとのことである。実は、このような研究結果は、海外の実証研究でも
示されている。(後略)


地道にコツコツとは全く違うようですが、私はリンクしております。
情報を発信する側にも受け取る側にも双方に問題点があるはずです。
いろんなヤツがいるはずです。
情報に振り回されないためには、自らが知ろうとすることが第一歩です。

どんな情報も背景やらいろんな要素がからんでいるもの。
それらを知るのが面倒だから、つまりは地道にコツコツと調べていくのが面倒だから、
簡単なデマなんかに騙されると思うのです。
防御策は自らが知ることだと思います。

最期にこの記事は以下のように締めくくられています。

情報の偏りは、何もネットに限らない。マスメディアの言説をはじめ、すべての情報は
偏っているといっても過言ではない。その偏りを認知し、常に別の意見に目を向けたり、
情報のソースを確認したりすることを欠かさないようにする。そのうえで、いくら強い思
いを持っていても、ほかの意見に聞く耳を持たないのではなく、他者を尊重し、フラット
に耳を貸す――。
このような、ひとりひとりの地道なリテラシー向上こそが、情報社会の発展に最も寄与
するのではないだろうか。


なかなかナイスな記事でした。ちょっと長い記事ですが、読んでみて下さいね。

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