久しぶりのパーマに関する勉強会に向けて


私(美容メーカーの営業マン)は、美容室向けに店内勉強会(臨店)を日々行っているわけですが、お店によっては他にも様々な勉強会に参加していたりします。カット講習会もあれば経営セミナーもあったりと、まあ、私の会社にしてもそのうちの一つにしか過ぎないのですが。

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美容室専売品であるシャンプー、トリートメント、パーマ液、カラー剤などを扱っており、それに関する理論的な説明から技術に応用できる考え方などを中心に勉強会を現在も行っています。


15年以上前の話になりますが、当時、うちの会社ではパーマに関する講習会を行っておりました。

当時は、今と比べると美容室の店舗数も少なく、一店舗当たりのスタッフ数も多めで、何よりも、今以上にパーマのニーズがありました。

それでも、1990年代前半をパーマのニーズのピーク時ととらえると、かなり落ちていたように思います。

やはり、美容室はパーマ屋ですから、パーマなくして美容室は語れませんので、何とかパーマを1990年代のように流行させようと取り組んでいました。

とはいえ、時代の流れには勝てずパーマのニーズはどんどん落ちていきました。それに伴ってうちの会社でもパーマに関する講習会はストップ。

現状では、パーマをかけるよりもカット&カラーで来店するのが美容室となりました。


で、当時のことを振り返ったときに、「毛髪科学と化学薬品の理論や考え方」と「パーマをかける技術(ワインディング)とスタイルづくり(デザイン)」を区別することなく講習をやっていたように思います。

もちろん、当時の状況を今の価値観で語るのはナンセンスなのはわかっています。時間が経てば「あの時はああやっておけばよかった」といったことは誰でも分かるものですから。


ただ、失敗を繰り返さないためにも「何が良くなかったのか」をきちんと反省しなければならないと思うのです。

その反省が先ほど書いた、理論と技術を区別することなく講習をやっていたことでした。

というか、美容メーカーがどこまで踏み込んでいいのか、美容師がどこまで踏み込んでいいのか、というようにお互いに役割が違うわけです。

どうも当時は、私たち美容メーカーが教えるという意識があまりも強すぎて、技術者の気持ちを本当の意味で理解しようとする姿勢がなかったような気もしなくもありません。

簡単にいえば、メーカーと美容師が力を合わせてという感じが今一つだったということです。


何故こんなことを書くのかといえば、今私が担当している美容室の一つにヘアスタイルとしてパーマに取り組んでいるところがあります。

ヘアスタイルをつくるためにパーマがあるという意味が大切で、パーマをかけるためのパーマでは意味がありません。

もちろん当時目指したパーマもそうで、自由自在のパーマスタイルを実現しようとしていました。


で、久しぶりにパーマに関する勉強会をその店舗で行うようになりました。

パーマに力を入れるのは時代と逆行する形なのかもしれませんが、スタイルとしてパーマを売るとなると話は別です。

今回は、美容メーカーと美容室との間でうまく棲み分けというか、役割を勘違いせずにやれそうな気がしています。


その店舗だけでもパーマが復活するような感じになってくれれば、今後うちの会社としても面白い展開が望めそうですし、頑張りたいと思います。





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