美容室の情報源はスマホなのか営業マンなのか
2010年代に入って、スマートフォンが普及したことは、大きな時代の転換点だったという。それは「ネットにつながらる」時代から「情報につながる」時代へとシフトしたことを意味するからだと。ひと昔前、美容室の情報源といえば回ってくる美容ディーラーの営業マンでした。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
それが今では、一部の美容ディーラーは回らなくなっています。コロナ禍という背景もありますが、もちろんそれだけが回らなくなった理由ではありません。
美容ディーラー側から見れば、やるべき仕事というか、営業マンに求められるモノが変化したのが最も大きい理由だと思います。
配達、集金、新商品の案内など、どれも美容ディーラーの営業マンだからこその仕事ではなくなりました。
とくに新商品に関する情報は、営業マンからの情報よりもスマホを介してからのそれが遥かに有益なものとなっています。
実際に、TwitterやInstagram上には、商品や使用感に関する情報があふれています。
考えようによっては、商品に関する情報を営業マンに聞くよりも実際に使っている美容室の声を聞いた方がいいに決まっています。
冒頭に書いたようにスマホを持っていれば、誰でも簡単に情報につながることが可能なのですが、一方では、スマホを介してではなく、人を介して聞きたいこともあったりするのが人間なのかなとも思うのです。
商品のパンフレットを見せてそのまま話す営業マンなら、スマホの情報をそのまま話すでしょうし、やはり美容室が求めているのは、その先の話なのでしょうから。
私も営業で回っていると美容室から聞かれることの多くは、「他(の美容室)はどうなっているの?」ばかりです。コロナ禍となり一層多くなったように思います。
SNS上での内容の真偽は確かめようがありませんから、そうなると知ってそうな人に尋ねるか聞くのだろうと思います。まあ、そう考えると回ってくる美容ディーラーの営業マンに聞くことになるのでしょうけど。
たまに美容室から言われることがありまして、一日中部屋の中に居るので外部との接触がなく、あるとしてもお客のみ。そうなると、凄く狭い空間にいるような気がして・・・つまり、「井の中の蛙大海を知らず」状態になっているのが不安とうわけです。
どこまでが本意かは定かではありませんが、私からすると「スマホがあるのに」と思ってしまうのですが、本人たちからするとそういうことではないそうで。
つまり、人から直接話を聞きたいようです。但し、聞きたいといっても誰でもいいというわけでもなく、当たり前ですが、聞く人は選ぶようです。
スマホやSNSにある情報のその先にある話を出来る営業マンは、生き残るということでしょう。そのためには、日頃からの情報収集、勉強は欠かせませんが。
ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「美容室をフォローできる営業マンが生き残る」
「美容室から必要とされる営業マンとは」
「サロンとの呼吸がとれる」
コメント