久しぶりのパーマに関する勉強会を終えて


7月27日のエントリー「久しぶりのパーマに関する勉強会に向けて」では、パーマに関する理論と考え方中心の勉強会を行うことに触れて、その経緯のようなものを書きました。そして、先日、無事にその勉強会が終了しましたので、今回はそこでの気づきやらを書いてみようと思います。

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現在、美容室で店内勉強会を行っているのは、20軒弱といったところです。一人でカバーするには、私にはこの位の軒数がやっとといったところです。

そして、必ず勉強会を行ったならば、勉強会の内容、相手の反応、気づき、反省点等々を記録しています。

人によっては、たった20軒くらいと思うかもしれませんが、私には大層な軒数で、記録をつけていなければ把握も何も出来ません。

前回はどのような内容だったのか、相手はどのような反応だったのか、反省すべきところは、次回の内容は、といったことが、それぞれの店舗で異なるので、記録をつけ忘れると大変なことになってしまうのです。

記録をつけていたとしても、どういう意味で書いたのかすらよくわからないことも多々あり、日々悪戦苦闘しております。


で、今回はパーマに関する勉強会ということで。冒頭のエントリーにも書きましたが、長らく、うちの会社自体がパーマに関する勉強会を封印しておりましたので(現在でも)、今回は、私の独断と偏見でパーマに関する勉強会を行いました。

今回参加された美容室には、当時うちの会社がパーマを展開していたときを知る方もいればそうでない方もいて、知っている方からすると、懐かしい反面忘れている、知らない方は、興味深く聞いてもらえたようでした。

やった内容を細かく書くことは省きますが、パーマには、化学薬品と毛髪科学の両面から理解することが大切で、今回はとくに基礎となるパーマがどのような仕組みでかかるのかを中心に勉強会を進めました。


当時を知らない方は、聞いたそばから色々と試したいことが出てきているようで、そして、毛髪の状態で、パーマのかかりが違うのは何故かといった疑問が勉強会終了後に寄せられました(他にも沢山ありました)。

逆に、当時を知っている方は、うちの会社がパーマの講習をストップした以降も試行錯誤を重ねており、非常にシンプルなパーマ技術を確立していたのは印象的でした。

ちょっと細かな、というか美容師(もちろん美容関係の営業マンにも)にしか伝わらない話なのですが、「パーマの1液をいかに反応させるか」という課題があります。

そこに関して、うちの会社からは、当時、相当に面倒くさい、がしかし、理論的に考えると、そうしなければならないアプローチを展開していました。

科学では、理論と技術を一致させていくわけですが、理論通りにやっても技術で結果が出ないことも多々あって、パーマもその連続かと思います。

一方で、理論が間違っていては永遠に技術で結果は出ない。しかも理論のみで語りきれるほど簡単な話でもなくて、理論的には説明できなくても、結果としては出ていることもこれもまた多々あるわけです。

その辺のところを汲みしながら、物凄く面倒くさいことをシンプルにしていたのは、流石は技術者だなと感心しました。


パーマ技術の質の向上を今後も進めていく必要があると思うのですが、実際のところ、パーマをかけようと思う人、つまり、ニーズがあまりないのが残念なところです。

だとすれば、私のパーマに関する勉強会もあまりにこだわりすぎると、美容室からのニーズはあるかもしれませんが、そもそもそれをかけるはずのお客からのニーズがなければ、私にしても美容室にしても自己満足になりかねません

理論や技術の勉強も大切ですが、それをどのように売っていけばいいのか、そして、展開していけばいいのかも同時に進めていくことを忘れてはならないと思った次第でした。





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