理美容への支出がコロナ前にほぼ回復は本当か!?


新型コロナウイルス感染症対策として、現在も「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が一部地域で適用されています。それ以外にも県独自の対策が各地域で講じられています。コロナ流行がいわれ出したのが昨年の1月で、感染拡大防止策として4月には、1回目の緊急事態宣言が発令されました。そして、全面解除されたのが5月下旬のことでした。

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昨年は、1回の緊急事態宣言で終わりましたが、今年に入ってから連発しています。併せて「まん延防止等重点措置」もあったり、どこでどのような対策が取られているかを把握するだけでも一苦労です。

ただ、明らかに昨年と違うのは、慣れの問題でしょう。もちろん、ワクチン接種が進んだからとかではなく。

昨年同様に、コロナを必要以上に怖がる人もいれば、普通に怖がる人もいれば、冷静に対処する人もいるわけで。

全体としては、慣れというのか、いい加減にしてほしいというか、閉塞感に嫌気がさしているというのか。それ以外にも多々あるでしょうけれど。この状況をむしろ好機ととらえている人もいるでしょうし。

少なくとも、景気が良いとは言えないのは確かなことだと思います。


理美容への支出 コロナ前にほぼ回復

家計調査(2021年 4-6月期)
総務省は2021年8月6日、家計調査(2021年 4-6月期)を発表した。理美容への支出は前期比、前年同期比ともにプラスで、コロナでの落ち込みを回復しつつある。

全体の消費支出も改善しているが、理美容支出は、前期比、前年同期比とも消費支出を大きく上回った。前期(1-3月)に続いて2期連続て改善した。理髪料、ヘアカット代、その他の理美容料金は、コロナ前のレベルにまでほぼ回復した。

パーマネント代は前期比10.8%、前年同期比21.9%と大幅に改善したが、コロナでの落ち込みが大きく、2019年レベルにまでには回復していない。(後略)


以上引用。


この記事のタイトルってどうなんでしょうか?

記事中には、2019年レベルにまでには回復していないとあるのに、タイトルは、理美容への支出 コロナ前にほぼ回復とある。

コロナ前は、私の記憶が確かならば、2019年なんですがね。ただ、2019年にしても10月には消費税率が10%に引き上げられています。

2019年10月に消費税率は10%となりましたが、翌年の6月までは、その対策が取られていたことを覚えている方がどれだけいるでしょうかね?

完全に10%となったのは、昨年の7月からということになります。


で、記事に改めて注目すると、まず、昨年の4-6月期は、冒頭に書いたように、1回目の緊急事態宣言が発令されていました。

で、前期比である、2021年1-3月期はというと、全国ではありませんが、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が出ていました。

それらをすべての理由にするのは無理があるかもしれませんが、このように考えると、2021年 4-6月期がプラスになるのも分からないでもない。


ただ、一方で、今年の6月に限っていうと、以下も現実なわけで。


6月の消費支出5.1%減

総務省が6日発表した6月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は26万285円で、物価変動を除く実質で前年同月比5.1%減となった。4カ月ぶりに減少した。昨年6月は1度目の緊急事態宣言が全面解除された影響で消費が回復しており、その反動が出た。前月比(季節調整済み)では実質3.2%減だった。自営業などを除いた勤労者世帯の消費支出は実質で前年同月比6.0%減の28万1173円だった。


以上引用。



少なくとも、今回取り上げた記事にあるよな理美容への支出は前期比、前年同期比ともにプラスで、コロナでの落ち込みを回復しつつある』というのは、あくまでも限定的かと思います。

比べるところが違えば、プラスにもマイナスにもなるのが統計データであると思いしらされます。





中室牧子・津川友介
「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法





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