物事に携わった時間ではなく自分の頭で考えた時間が大切


成果を出せる出せないは別にして、その仕事自体に慣れることってありますよね。一つの仕事に長く携われば慣れるものです。ちょっと違いますが、例えば、車の運転はその典型のように思います。運転が上手か下手かではなく長く運転していれば車を運転することには慣れます。しかし、それは慣れの問題であって、運転が上手いか下手かの問題ではない。

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仕事も全く同じようなことがいえると思います。

バカにするとかそんな話をしたいわけではないのですが、私よりも営業の経験が長いにも関わらず、「そんなことにも気づけないの?」という場面に遭遇します。

逆に、私と比べて営業経験が少ないとしても「気づける人は気づくもの」です。

更に、営業経験が3年です5年です、とはいってもそれだけの時間を過ごせば気づけることなどいくらでもあります。

もちろん、3年より5年、5年より10年、営業マンでいると営業自体には慣れます。但し、成果は全く別問題。

経験年数に比例して成果も比例してくれればどんなにラクなことかと思いますがね・・・

しかし、現実にはそこには比例関係など存在しません。

慣れに関していうと、時間とともに慣れるものです。


少し話は逸れますが、いくら読書をしてもイマイチ身にならない人がいるといいます。何故そんなことが起こってしまうのか?

一言でいうと、ただ読んでいるだけだからです。つまり、自分の頭で「考える」ことをしないのです。

自分の頭を使って物事を考えない

営業も仕事も同じで、何も考えることなく目の前にある業務をこなしているだけでは、どれだけ時間を費やしても成果など出るはずもありません。

車の運転にしても下手な人は、上手くなろうとは全く考えていません。まあ、そうなる必要性も感じていないのでしょうし、いやむしろ、自分は運転が上手いとすら考えているかもしれませんね。

ただ、仕事は車の運転と違って成果が求められます。

前後しますが、ゴールド免許だから車の運転が上手いとは限りませんよね。事故をしなかったから、違反をしなかったから、とは運転の上手い下手は関係ありませんよね。

営業でも同じようなところがあって、クレームが出ていないから営業マンとして優秀とは限りません。

私の経験上、優秀かどうかは別にして、成果を上げる営業マンにはクレームも相当数あったように記憶しております。

営業の仕事をしているだけなのか、それとも営業で成果を上げようとしているのか、その違いは埋めがたい溝のようにも感じとれます。


最近、私よりも遥かに美容業界で営業経験のある人間から、今後の仕事の在り方の相談を受けました。

相談という名の丸投げだったのですが、「どうして何も考えないのだろう?」と不思議でなりませんでした。

というか、「考える」ということに慣れることなく、ただただ目の前の仕事をこなすことに慣れた、だけなのかなと。

人間は習慣に支配されています

考えないという習慣に支配されている人に、「考えなさい」といったところで無意味でしょう。相談されたとしても、私が出来ることとなど実際には何もないのです。

大切なのは、営業という仕事に携わった時間ではなく、自分の頭で考えて費やした時間だと思います。

考えて費やした時間に比例してしか、営業や仕事での「気づき」は得られないのだと思います。

ただ、考えることが得意不得意はあると思います。その場合は、考える人を捕まえて上手く利用(言葉は悪いですが)すればいいのかなと思いますがね。





「アーノルド・ベネットの賢者の習慣」





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