美容ブランド体験型RaaS(ラース)ストア
モノにもよりますが、実際にモノを購入する場合、どのような過程を経て購入しているのでしょうか。直接店舗に足を運び、その場で吟味して購入する。事前にネットで下調べをしたのち店舗に足を運び即購入。ネットで口コミ確認後、ECサイトで比較してネットで購入。大きく分けると、店舗かネットか、ということになるだけの話!?
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利便性とネット順応性を考慮するとネットで購入するでしょう。ここは、年齢・性別で分かれるというよりは、個人の資質というか性格もあるのだろうと思います。
単に、高齢者だから店舗、若者だからネット、という分け方は雑すぎるように思います。
今までは店舗で購入していたものをネットで購入する流れは確実にあるので、店舗でしか打ち出せないこと、逆にネットだから出来ること、というように双方が双方で、何を消費者にアピールしていくかが問題でしょう。
ネットを利用すると、ヘアカラーにしても化粧品にしても、実際に試すことなるバーチャルで出来てしまう。バーチャルという体験も味わえる、というわけです。
しかし、その体験と実際に髪を染めるかはまた別問題なので、髪を染めるには店舗に足を運ぶか、自分で染めるしかない。
モノを買うだけならネットで十分である人間を店舗に足を運ばせるには、モノを買うのではなく、体験を売るような取り組みが必要となるのは、以前から指摘されていたことです。
体験型店舗の記事をコロナもあってか割と聞くようになりました。
『天神・西通りに美容ブランド体験型ラースストア「NewMe」』
体験型RaaS(ラース)ストア「NewMe(ニューミー)」(福岡市中央区大名1)が9月18日、オープンした。
美容RaaS事業を行う「テックアット」(福岡市中央区舞鶴1)が、「新しい私に出会える」をコンセプトに出店した。RaaSとは「Retail as a Service」の略で、小売業界のサービス化を指し、スタッフの手配、教育、マーケティングデータなど、店舗運営に必要な情報やスキルを月額料金で提供するサブスクモデル。同社は、オンラインだけでは購入につながりにくい美容ブランドに対して同サービスを提供し、出店のリスクや負担を軽減する。
同店1階は白を基調とした内装で、オンライン限定販売品など実際に試すことが難しい商品約120点を店頭で体験できる。スペース奥に、パウダールーム3席、シンク3台を用意する。黒を基調とした2階では、美容室やサロン専売品を中心に商品約30点を体験できる。同フロアにスタジオを設け、商品の使用感がわかるライブ配信や、プロのビューティーアドバイザーによるメーキャップ講座などのイベントを定期的に開催する。1・2階とも購入は、商品ごとに設けた端末からオンラインで行ってもらう。端末に表示されるQRコードを自身のスマホで読み込み、オンラインで決済してもらう。店頭のレジでは、店舗スタッフから購入することもできる。(後略)
以上引用。
こちらは、美容ブランドを体験できる店舗。敢えて皮肉を書かせて頂くと、体験は体験でも美容ブランドを体験というよりは、まずはこの店舗に行ってみたい、体験することがあるのかなと。
私からすると体験型云々よりも、『RaaSとは「Retail as a Service」の略で、小売業界のサービス化を指し、スタッフの手配、教育、マーケティングデータなど、店舗運営に必要な情報やスキルを月額料金で提供するサブスクモデル。』の方が目を引きました。
MaaS、SaaSは知っておりましたが、RaaSは初耳でしたね。まあ、取り敢えずは今後に期待ということで。
望月智之「2025年、人は「買い物」をしなくなる」
望月智之「買い物ゼロ秒時代の未来地図―2025年、人は「買い物」をしなくなる〈生活者編〉」
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