飛び込み営業 その3


ご存知の方も多いでしょうが、メラビアンの法則とは、
「メッセージが送り手から受け手に伝達されるとき 言葉(言語)
 によって伝わるのは7%しかなく、残りは、声のトーンや口調、
 ボディランゲージによって伝わる」


営業でこちらが必死こいて話しても相手の心に伝わらないと意味は
ありません。人間は、言葉よりも非言語にその人の人間性を感じて
いる訳です。なので、人間性を磨く重要性があるということです。

さて、前回の続きです。

何度となく書いていますが、営業をする人の人間性が滅茶苦茶大事
というわけですね。口先だけで相手を丸め込もうとしてもそれは、
無理というわけですね。

ただ淡々と商品の持つ魅力と価値観を相手に伝わるように、伝えて
いくだけなんですね。

でも営業の仕事を誤解している人は結構多いと思います。
私もそうでしたから。口が上手いヤツが営業が上手いと思っていま
したから。そこで、上司から「なら、お前は口が上手いヤツからモ
ノやサービスを買うか?」って言われたとき、それもそうだなとお
もいました。

口が上手いではなく、どうにかしてこの商品の良さを伝えようとす
ると、自然に言葉が出てくるんだなと。どうしても伝えたいと思わ
なければ、上辺の言葉しか出ずに、相手にはサッパリ伝わらにもん
です。

話が逸れましたが・・・

講習会は成功。後は、商品の導入ということでしたね。

講習会の講師は確かに、メーカーの仕事です。講習会はですね。
でも今回は、講習会に参加させるのもメーカーがやってしまった。
実際は、地元のディーラーが講習会に参加させないと意味がないわ
けです。そこをメーカーにおんぶにだっこになってしまった。

更に、商品の導入までやってしまうと、そのディーラーがいる意味
が全くなくなってしまうのです。
なので、後は自分たちの力でやってくれってなったわけです。


結果、どうなったか?

導入美容室、なんと“ゼロ”です。

自分の力でやってないし、結局、導入することもやってくれるだろ
うと甘えてしまったんですね。最初から、同行するときに、同じ気
持ちで営業をしていたらこんなことには、ならなかったでしょう。

メーカーがなんとかしてくれるだろうと甘えてしまったわけです。
そんなディーラーが、今後やっていけるはずがない。
それからしばらくして、そこのディーラーとの付き合いもなくなり、
間もなくして、潰れてしまいました。

そして、最も分かっていなかったのは、ディーラーの社長です。
飛び込み営業に対して何と言ったか?

いいですか?本来なら、社長自ら飛び込み営業に行くぐらいの気迫
がいるんです。そこを社員にやらせている。

で、社長から出た言葉が、
「どうしてそんな効率の悪いことやってるんだ」
「DMでも配って、連絡があったところに行けばいいんだよ」等々

もうバカです。そうなんです。この社長2代目なんです。
知らないんです、会社を起こすということを。初めから、出来上が
ったところに、なんの実力もなにの社長になったしまったわけです。

こんな会社潰れるに決まっています。

今ある伸びているどんな会社でも、最初は滅茶苦茶、営業を徹底的
にやっているんです。
楽天の三木谷さんは創業間もないころ、2日に1足、靴を履き潰し、
楽天に出店してくれる個人商店を探し回った。サイバーエージェン
トの藤田さんも、デジタル広告を出稿してくれる会社を探すため、
毎日100軒、飛び込み営業を行った。そして今があるんです。


我社もそうです。社長そして上司が営業をやってきてくれたおかげ
で、今があるんです。

たしかに、飛び込み営業というスタイルはどうなるかわかりません
が、営業という仕事がなくなることないはずです。

営業頑張りましょう。

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