この30年で私が感じた美容業界(美容室)の変化


私が勤める会社(ある美容メーカー)がスタートしてからの約30年で美容業界(とくに美容室)がどのように変化してきたのか。そして、今後はどのように変化していくのか。前日のエントリーでは、うちの商品が「売れた背景(理由)」をきちんと分析しなければ、現在の顧客へのフォローどころではなくなるし、そのうち顧客にすら売れなくなるのだろう、と締めくくりました。

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モノを売る会社としては、「今売れているからいい」という発想は非常に危険だなぁと思いますが、実際は、経営者以外はそんなもんじゃないのかなと。

「売れているからいい」ではなく、「売れ続けるためにはどうすべきか」を常に問い続ける姿勢が大切であることは言うまでもありません。

売れるためにも、そして、売れ続けるためにも、美容業界の状況を分析する必要があります。

まず、この30年で美容業界は、美容室の店舗数(25万軒以上)がやたらと増えました。しかも、未だに増加傾向にある。

昨年と今年に限っては、コロナの影響がどこまであるかは分からないので、そのまま増加するかは微妙なところです。

店舗が増加したのは、独立により少人数の美容室が増えたように思います。中規模の美容室がめっきり減ってしまったように感じるのは私だけでしょうか?

更には、デフレの影響もあり2000年代に入り、低料金の大型チェーン店も目立つようになり、そして、カット専門店、ヘアカラー専門店、メンテナンスサロンの登場。

それ以上の変化といえば、今の40代以下で美容室をパーマ屋という認識を持つ方がどれだけいるのか?ということ。

つまり、ニーズの変化です。

ちなみに、うちの商品はパーマの流行に支えられていました。まあ、それ以上にパーマの流行に支えられていたのは他でもない美容室だったのですが・・・

パーマの流行が落ち着き、ストレートパーマ、縮毛矯正が流行したものの、多くは、カット&ブロー、カット&カラーが流行というよりも定番化していき、取ってつけたかのようなトリートメント、ヘッドスパの抱き合わせ手法による単価アップを狙っているのが現在の美容室なのかなと思います。

その中でも、カット&カラーが現在の美容室の王道であり、ヘアカラー専門店の白髪染め路線ではなくオシャレ染め路線で活路を見出している感じです。

一方で、ストレートパーマは定番化しており、最近では酸熱トリートメントとネーミングを変えることにより生き残っている状況。

酸熱トリートメントもどうやら一巡したようで、それによる傷みをどのように改善するかという流れ、つまり、酸熱トリートメントをトリートメントへ繋げるというなんとも奇妙な現象が起こっているようです。

まあ、この辺は伝統芸能的であり、傷んでは治す(厳密にはこの言葉はNGですが)が永遠にこれからも繰り返されることでしょう。

先程、うちの商品もパーマの流行に支えらていたと書きましたが、その商品はパーマ液ではなく、パーマで傷んだ髪をキレイするというシャンプー&トリートメントでした。

さて、美容業界の中だけで考えると以上のような30年なのですが(これ以外にもまだまだ沢山あると思います)、外に目を向けると2008年を前後に日本の人口が減少に転じました。

人口減少もさることながら、それ以上に考えなければならないのは、人口構造の変化なのではないでしょうか。

ということで明日に続きます。





佐渡島庸平「観察力の鍛え方」




尾原和啓「プロセスエコノミー」





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