売るだけが営業マンの仕事ではない!?
大小様々な美容ディーラーが存在しておりますが、所謂大手美容ディーラーは、コロナが流行してからパタリと美容室に訪問しなくなったと聞いております。もちろん不要不急の自粛要請に従った形なのでしょうが。ちなみに大手以外は、それでも普通に営業で美容室には訪問していたようです。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
いつ頃だったかは定かではありませんが、全く訪問していなかった大手美容ディーラーの営業マンも訪問している話を聞くようになってきました。
私からすると、コロナ云々に関係なく自ずと美容メーカー、ディーラーの営業マンの存在意義は問われるのは時間の問題だったので、単純にコロナで一気に早まっただけの印象はあります。
「訪問してもしなくても売り上げは変わらないのでは?」と一部の営業マンは薄々気づいていたかと思います(私もその一人だったりします)。もちろんネットやスマホの普及があってこその話が前提ですが。
大手美容ディーラーは、ネット上で美容材料の発注システムが完成しており、しかも集金業務もなく引き落としとなっています。
美容室にとっては非常に便利。一部のネットやスマホに疎い美容室にとっては不便でしょうが・・・
なので、美容室からすると営業マンに訪問してもらう理由がないわけです。
私の場合、一応は美容メーカーの営業マンなので、自社の商品に対しての感想やどの部分に不満を感じているのかを知るためにも直接足を運ぶ意味はあると思います。
拾い集めた声を商品の改良や提案にもつなげていけるわけですから、クレームを未然に防ぐこともできるし、品質も高まり競争力も向上することになります。
しかし、美容ディーラーの立ち位置は非常に微妙なところです。美容材料の取り扱い点数の多さなど今では何の役にも立ちません。
新商品の情報も営業マンの口からではなく、ネット検索で済ませる時代です。
わざわざ営業マンが、美容室に訪問して新商品の案内だけをやっている場合ではありません。
ではどうするか?
私ならばということで、ネット検索では出てこない情報を美容室に提供します。
その情報はどこにあるかとうと現場である美容室です。
先日も興味深い話しをある美容室オーナーから聞きました。
たまたま探していた美容材料が、大手美容ディーラーが扱っておらず、仕方なく他のディーラーから取引するようになったそうで。
ただ、このディーラーの発注システムがFAXだったのが非常に残念だったと。もし、大手と同じようなネットでの発注システムだったら変えていたかもしれない、と。
つまり、なんとなく不満を抱えながらも商品の注文は続けているわけです。この不満に気づく気づかないが営業マンの仕事かもしれません。
まあ、気づいたとしてもどうすることもできない場合が多いのも事実ですが・・・
ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
山本康正「2025年を制覇する破壊的企業」
望月智之「買い物ゼロ秒時代の未来地図―2025年、人は「買い物」をしなくなる〈生活者編〉」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「美容ディーラーのサービスの質を変えた取り組み」
「美容ディーラーの次の一手が水面下で打たれている!?」
「美容室をフォローできる営業マンが生き残る」
コメント