続 ある美容ディーラーの取り組みで感じたこと


9月18日のエントリー「ある美容ディーラーの取り組みで感じたこと」では、長野市に本社を置く早川美容商事(美容ディーラー)の「Hair Color SDGs Project」を取り上げました。美容室同様、美容ディーラーも差別化が求められており最近では、なにかとSDGs関連の取り組みにより差別化を図っているように見えます。

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早川美容商事と同じく、今回は滋賀県栗東市に本社を置く「ヤマモト高陽(美容ディーラー)」によるカラー剤のアルミ製チューブリサイクルの取り組み。


「美容業界もSDGsに貢献したい」 染髪剤アルミチューブのリサイクル開始、滋賀

ヘアサロンなどに美容商材の卸売りを行う滋賀県栗東市の「ヤマモト高陽」が、染髪剤のアルミチューブのリサイクル事業を始めた。換金で得た資金は琵琶湖の環境保全団体に寄付する予定で、関係者は「美容業界からもSDGs(持続可能な開発目標)に貢献していきたい」と話す。

染髪剤のチューブは中身の酸化を防ぐため純度の高いアルミ製だ。リサイクルに適しているが、残留物の洗浄に手間が掛かり、多くは焼却処分されている。廃棄に困った美容室などから回収を求める声が同社に寄せられることも多かった。

そこで10月から取引先を回り、使用済みチューブの回収に乗り出した。洗浄も行う熊本市のリサイクル業者に売り、代金を滋賀の環境保全に役立ててもらうことにしている。美容室が個々にリサイクルを依頼するより効率的で既に80キロ以上が集まり、取引先から好評という。同社の石川綾さん(42)は「販売者としての責任がある。業界でリサイクルが当たり前になるよう取り組みを広げたい」と語る。


以上引用。


ヤマモト高陽

ヤマモト高陽による今回のカラー剤のアルミ製チューブリサイクルの企画は「Color tube SDGs」というようです。


Color tube SDGs

美容室で使用されたカラー剤のチューブを回収し、リサイクル業者にて換金を行い、そして、換金したお金は、近畿の水源である琵琶湖の環境保全に役立てるというもの。


SDGs やESGが投資家によって投資の判断材料となっている話を聞くことがあります。

SDGsは、世界的な潮流でしょうから差別化として取り組むのではなく、基本的に取り組むことが企業の役目(役割)となっていくのがこれからの姿なのかもしれません。

脱プラスチックなる言葉もありますが、私の会社の商品ではプラスチックをバリバリ使っております。

使用済みカラー剤の回収もさることながら、今後はリサイクルやリユースによって循環型社会の実現に努めるようになっていくのでしょうから、そうなるとメーカーはリサイクル、リユースを前提にしたものづくりへとならざるを得ません。

私の会社に限った話ですが、コロナ禍でただでさえ会社の存続すら危ぶまれるのに、更にSDGsとなると課題が山積です。





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