ホーユーの美容室への新たな商品展開


今では全国に25万軒以上あるとされる美容室。今更書くのも憚れますが、美容室という存在自体は全く珍しい存在ではありません。美容室の良い面を上げれば、それだけ世間の認知が進んでいるということ。悪い面を上げれば、希少価値が殆どないということでしょうか。つまり、美容室の在り方を見直す段階から新しい在り方を模索段階にあると思うのです。

人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





それは同時に美容ディーラー、メーカーにしても同様なことがいえるでしょう。今までの在り方では通用しなくなっていますから。

通用しないを加速させたのがほかならないコロナ。コロナによって緩やかな通用しなくなる時間経過も一気に進んだ感が私にはあります。

美容ディーラー、メーカーの在り方、そして、そこで働く営業マンも美容室との関わりを見つめ直す段階から新しい関わり方を模索する段階にあります。

美容室専売品を謳ってきた私の会社としては、美容室専売品にする意味を今一度考え直し再定義の必要性を感じています。

と言いつつ、まだ具体的には何も見えていませんが・・・


ということで、以下は美容メーカーであるホーユーの美容室との新たな関わり方のようです。


ヘアサロン全国25万店舗のうち1%のみに展開する「バイカルテ」が誕生 ホーユーが“シスチン”に着目して開発

ホーユー プロフェッショナルカンパニーは、新ヘアケアブランド「バイカルテ(BYKARTE)」の販売を開始した。全国のヘアサロン約25万店舗のうち約1%の、事前に講習を受けたサロンのみでの展開を予定している。

「バイカルテ」は、髪の本来の健康的な強さや、しなやかさに影響する毛髪の主要構成成分である“シスチン”(毛髪補修成分)に着目。蓄積された日々のダメージにより弾力を失った髪にアプローチし、使うたびに髪内部の空洞化を補修し続け、潤いと艷のある髪に導く。

長年髪に向き合ってきたホーユーの研究チームが、約6年の年月をかけて独自の毛髪補修テクノロジー“シーアイピーショット”を開発。髪の外部補修だけではなく内部までアプローチすることで、強さとしなやかさを持った素髪のような扱いやすさをかなえる。(後略)


以上引用。



ホーユーの新商品云々にも注目したいところですが、やはり注目したいのはその展開の仕方。

全国のヘアサロン約25万店舗のうち約1%の、事前に講習を受けたサロンのみでの展開を予定している。』

1%ということは2500店舗。結構大きな数字です。それだけ美容室が多いということですね。

ただ、2500店舗を確保するのは大変そうですね。まあ、大手美容メーカーにすると簡単な数字なんでしょうか?素直に羨ましい限りです。


よくよく考えると「全ての美容室に商品を」と考える必要もありません。

美容室専売品という言葉に意味があったのは、美容室自体にも希少価値が今以上にあったからです(少なくとも私はそう思います)。

美容室自体の価値が相対的に低下しているならば商品を取り扱う美容室を限定することによって、美容室にも商品にも価値を上げるような展開にホーユーは活路を見出したのでしょうか

とにもかくにも同じ美容メーカーで働く者としては参考になるのは間違いありません。今後の展開が楽しみです。





尾原和啓「プロセスエコノミー」




山口周「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」





人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





【関連記事】
この30年で私が感じた美容業界(美容室)の変化

続 この30年で私が感じた美容業界(美容室)の変化

時代の流れを意識して最適化する

コメント

非公開コメント