売れる売れないの理由は同じ!?


営業の考え方としてこのような事を以前教わりました。ある架空の地域で靴を売ることになった。その地域に乗り込んだ二人の営業マンの答えは真っ二つに分かれました。一人は、絶対に売れる。もう一人は、絶対に売れない。面白い事に、二人の売れる、売れないの理由が同じだったという。

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二人の売れる、売れないの理由は、「その地域では靴を履く習慣がない」というものだった

売れると考える営業マンは、靴を履く習慣がないからこそ売れると考え、売れないと考える営業マンは、靴を履く習慣がないからこを売れないと考えた。


ポイントは、売れる売れないの理由が同じ、ということ

人によっては見え方、捉え方が全く違うというわけです。売れる売れないの営業マンの差が何であるかは私にはよく分かりませんが、確実にひとつだけいえるのは、同じ物事であっても観えているものが全く違っているのではないか、ということです。

売れると観えれば売ろうとするだろうし、売れないと観えたら売ろうとはしないでしょう。



さて、以下の二つの記事は、男性の美容意識に関する内容です。


リモート会議で肌ケア意識 コロナ禍でも伸びる男性化粧品市場

男性向けの化粧品市場が拡大している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出機会が減り、国内の化粧品市場全体は低迷する一方で、働き方の変化が追い風となって男性化粧品の市場は堅調に成長。リモート会議で自分の顔を見る機会ができたことで、肌のケアや、よりよく見せることを意識する人が増えたようだ。商機とみるメーカーは、スキンケアやメーク用品などの新商品を相次いで投入している。(後略)以上引用。


男性の79%は白髪対策を行なっていない

白髪がある男性の79%が白髪対策を行っていないのがわかった。また、「黒髪を維持したいという意識はあるものの実際に白髪対策をしていない」男性は61%いて、行わない理由は、「面倒だから」22%、「忙しくて手が回らない」14%、「費用がもったいない」13%がトップ3だった。大正製薬が2021年11月4日発表した『男性の白髪が与える印象と男性の白髪対策実態調査』による。以上引用。



さて、二つの記事から、男性の美容意識の需要が高いのか低いのか?どうなのでしょうか?

需要がないなら需要をつくればいいと考える人もいれば、そもそも需要がないのにやっても無駄と考える人もいるわけです。

男性のスキンケアにしても白髪染めにしても需要があまり無かったようですが、ある切っ掛けがあれば高まる。今回のある切っ掛けとは、コロナなわけで。

コロナ以前よりスキンケアに関しては、若い世代ではSNSが当たり前なので他人に見られる、見せる意識は相当なものです。


需要とは、ある物事を切っ掛けに大きく変わるもの。なので、売れていたものでも突然売れなくなり、売れないものでも突然売れるようになるのが現代ではないかと思う次第です。





佐渡島庸平「観察力の鍛え方」





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