美容室にあったら嬉しいサービスとはいうものの


ホットペッパービューティーアカデミー「研究員コラム」によれば、ホットペッパービューティーでのフリーワード検索ランキング(2021年7月~9月)は「髪質改善」が1位とのこと。10代から40代までで「髪質改善」が1位(ちなみにコラムでは、10代から40代までしか掲載されていませんでした)。

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研究員コラム「【ヘア】フリーワード検索ランキングから美容トレンドを解説」

30代、40代では、トップ5に「ヘッドスパ」が入っておりました。

そして、以下でもヘッドスパ。


美容室にあったら嬉しいサービス、第1位は「ヘッドスパ・マッサージのサービス」

美容室の口コミサイト「ヘアログ」(https://hairlog.jp/)を運営する株式会社ノーマリズム(東京都目黒区)は、全国の20代~50代の男女を対象に行った「美容室にあったら嬉しいサービスは?」のアンケート調査の結果を発表した。

今回、全国の20代~50代の男女100名に対して行った質問は「美容院にあったら嬉しいサービスはありますか?」だ。

これについては「ヘッドスパ・マッサージのサービス」(18人)が最も多い結果となった。次いで、「パーソナルカラー・骨格・肌診断」(9人)、「事前に完成イメージがわかるサービス」(8人)の順となった。(後略)


以上引用。



美容室のメニューの一つとして定着してきた「ヘッドスパ」ですが、記事にあるようにヘッドスパに興味を持つ人は多いのですが、実際にお店で体験する人となると、2割以下にとどまるとも言われています。

これは冒頭の「髪質改善」につながりますが、美容室で何らかのヘアケアメニューをやる人はごくごく一部です。

「髪質改善」「ヘッドスパ」といった単発のメニューでやっていけているお店は殆どないように思えます。

「髪質改善」「ヘッドスパ」を美容室で展開するとなるとどうなるか?オプションサービスでしか展開できてないように思います。

オプションサービスとは、ヘアカラーやパーマをかけるお客に、「ついでにどうですか?」とアプローチするだけのこと。

つまり、単価アップ大作戦。

そもそもが、単価を上げるという発想からでしかなく、お客のニーズを捉えるという考え方でやっている美容室極めて稀な存在のように思えます(もちろん例外はいくらでもあるでしょうが)。

どれだけニーズがあるものでも、そのニーズを掴まなければ全く意味がありません。

既に、全国に溢れかえる美容室と技術の低料金化が定番化した現状では、美容室にありがちな「経営イコール技術」の考え方だけでは、今後益々厳しい戦いとなることでしょう。

「髪質改善」「ヘッドスパ」のニーズを捉えることが大切なのに美容室は、そのやり方(技術)に拘り過ぎます。

せっかくニーズのあるものなのに、こんなやり方をしていては、他がドンドン奪っていくことでしょう。実際、エステサロンでのヘッドスパは、人気があるというよりもむしろ定番化してきているように感じます。

お客に売るべきは効果効能ではなく、ニーズであり、ヘッドスパであれば徹底的にリラックス、癒し、心地よさに拘るべきです。





尾原和啓「プロセスエコノミー」




ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは



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