外食業界で非接触の接客が急拡大しているらしい
AIやロボットをはじめとするテクノロジーが進化し、人間にとって面倒な仕事は、すべてそれらに任せられるようになるといわれています。これはコロナ禍以前からいわれていたことではあるものの、コロナによって、ネット活用も含めて人がやっていた仕事の自動化・機械化が進む切っ掛け、となったのは事実かと思います。
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『「非接触」の接客、急拡大=感染防止と運営効率化―外食業界』
外食業界でロボットの導入など「非接触」の接客サービスが急速に広がっている。新型コロナウイルス感染防止と店舗運営の効率化という一石二鳥を期待。店員が注文を取ったり配膳したりする飲食店で見慣れた光景は、コロナ禍を受け大きく変化しようとしている。
「ご注文のお料理をお持ちしました」。客にこう呼び掛けるのは、店員ではなく配膳ロボット。4段の棚に料理や使用済みの食器を載せて運び、擦れ違う時には「お気を付けください」と注意も促す。すかいらーくホールディングスはこのロボを2022年末までに、ファミリーレストラン「ガスト」など約2000店で導入する。
配膳ロボの導入は感染予防だけではなく、店員が会計処理など他の作業をする時間を確保できる利点があるという。ワタミも自社で運営する「焼肉の和民」でロボと配膳レーンを活用。客と従業員の接触機会を減らした。
「非接触」は配膳だけではない。「スシロー」や「くら寿司」など回転ずしチェーンでは、スマートフォン予約を使い客の入店を確認するシステムやセルフレジを活用。スシローは自動案内機を全店舗の7割超に、持ち帰り客向けの自動ロッカーを3割に、それぞれ配備したほか、今後も増加させる方針だ。
個人店も、現金でのやりとりを極力減らそうとキャッシュレス会計の導入を急ぐ。リクルートホールディングスによると、QRコードなど複数の決済手段に対応する端末「エアペイ」の導入店舗は6月末時点で前年同月末に比べ41.6%増加。足元も右肩上がりが続く。担当者は「(感染予防による)テラス席やテークアウトの拡大もあり、持ち運びできる決済端末の需要が高い」と分析している。 【時事通信社】
以上引用。
この記事について以下のようなコメントがあったのが印象的でした。
低価格路線は、「非接触」へ。ロボット導入。
高級路線は、「生身の人」が担う世の中へ。
労働者の賃金アップに繋がります。
厨房も同じ。
低価格路線は、ロボット化が進んできています。
労働者は高賃金を生み出す高級路線へシフトしていくことでしょう。
さて、既に、人がやるよりも機械に任せる方が、コストがかからないものは自動化・機械化が進んでいました。
人を雇って仕事をさせた方が、コストがかからないのか、それとも機械を導入する方が、コストがかからないのか、であり、理屈でも技術的にも機械導入がいいとは分かっていてもコストのつり合いが取れるかどうかだったのがコロナ以前だったはずです。
ところが、コロナによってコスト云々ではなく半ば強制的に機械化・自動化が進められているようです。
一方で、ネット、自動化・機械化の代替が難しいのがサービス業です。つまり、人間のコミュニケーションが価値そのものであるような仕事。
そして、その代表格といえるのが美容室ではないかと。
美容の技術も自動化・機械化がある部分では出来るとは思いますが、コスト面から考えても人がやる方が圧倒的に安いはずなので、美容の技術は人がやり続けるのだろうなと思っています。
しかしながら、だからこそ「誰に」技術をやってもらうかが美容室選びの最重要ポイントになるのではないでしょうか。
「誰に」というのは、有名人、人気がある、知名度のある、という意味ではなく、「人を不快にさせない」ということ。
人を不快にさせないとは、つまり、相手の心の状態を汲み取ることが長けている、と思う次第です。
やはり、美容室では、「非接触の接客」は無理なので・・・
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