白髪染めの余白があるうちに
白髪染めのニーズのひとつに、自分で自分の白髪を見るのが嫌だから白髪染めをする、があります(多分)。他人の目を気にするのではなく、自分自身が自らの老いを受け入れたくないというか、抗うというか。自分なんかに誰も興味がないことなど百も承知ですが、他でもない自分が自分を日々見ているので、白髪という老いが気になって気になって仕方がないのです。
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『白髪染めしてもすぐ目立つのが不満』
オトナ女子の美容満足度と「脱白髪染め」に関する調査
白髪染めをしている女性の7割以上が「不満あり」、具体的な不満の第1位は「染めてもすぐに白髪が目立つこと」だった。ヘンケルビューティーケアが2021年11月22日発表した「ヘンケルビューティーケア~オトナ女子の美容満足度と「脱白髪染め」に関する調査~」より。
第1位は「染めてもすぐに白髪が目立つこと」は8割以上の人が回答した。第2位は「髪へのダメージ」で6割以上。次いで、約半数の人が「白髪染めのカラーバ リエーションが少ない」と回答した。
この他の調査サマリー
1.「若いころの美容の楽しさ」を100としたとき、オトナ女子(=35~54歳女性)の現在の髪・ヘアスタイルへの美容満足度は、たったの“48%”という結果に。満足できない原因第1位は約8割もの人が「白髪の増加」と回答。
2. 全体の5割以上ものオトナ女子が、既に30代後半までに白髪を気にし始めている!また、2人に1人が白髪のせいで、自分らしいヘアスタイルを諦めた経験あり。
以上引用。
白髪染めにより白髪を隠すから、白髪をぼかす、活かすが、今の白髪染めのトレンドのようです。しかし、現実にはシンプルに白髪を隠す白髪染めが大多数を占めるのではないでしょうか!?
記事にあるように、染めてもすぐに白髪が目立つという不満があるようですが、これって白髪染めに対する不満というよりは白髪が生えてくることへの不満のはず。
男性の薄毛同様、女性は白髪が老いを象徴するというか、コンプレックスの代表に思えます。
一番の解決策は、不老であり、いつまでも髪がフサフサで黒く艶があることですが、バイオテクノロジーの進歩は目覚ましいものの、まだまだそれ(不老)は現実的ではありません。
なので、この余白のようなものがあるからこそ、美容室における白髪染めの面白味というか、チャンスがあるはずです。
それこそ、白髪が生えなくなるようなものが登場したら、美容室の白髪染めは終了します。
白髪染めが、まだまだ必要だからこそ、美容室も必要なのです。
但し、白髪を隠すだけの白髪染めだけではなく、ヘアスタイル、色味の提案を相手に合わせ出来ることが前提ですが。
山本康正「世界を変える5つのテクノロジー」
望月智之「買い物ゼロ秒時代の未来地図―2025年、人は「買い物」をしなくなる〈生活者編〉」
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