40代以上の地獄が始まる!?
日本が直面する人口問題である少子高齢、人口減少、長寿命化によって、働き方、生き方そのものが問われています。働き方であれば、既に、終身雇用は当たり前ではなくなっています。生き方も過去のロールモデルなどとっくに役に立ちません。つまり、一人一人が、働き方、生き方を問われているのではなく変化を求められているということです。
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『フジテレビだけじゃなかった「希望退職」JT 2590人、ホンダ2000人、パナソニック1000人…40代以上の地獄が始まる』
11月25日、フジテレビが希望退職者を募ることを発表した。勤続10年以上、満50歳以上の社員が対象で、退職金には特別優遇加算金が支給される。希望者には再就職支援もおこなわれる。フジテレビが希望退職者の募集をかけるのは、2017年以来だという。
しかし、希望退職者を募集している企業はフジテレビだけではない。東京商工リサーチによれば、2021年1~10月、上場企業で実施したのは72社。
そのうち、1000人以上となるのは、「日本たばこ産業」2950人、「本田技研工業」約2000人、「KNT-CTホールディングス(近鉄グループの旅行企業)」1376人、「LIXIL(トイレや建材を販売)」1200人、「パナソニック」約1000人の5社にのぼる。これは、金融危機が起きた2001年の6社以来の高い数字だ。(後略)
以上引用。
『フジテレビ、50歳以上の社員を対象に希望退職者を募集』
コロナによる企業業績の影響は確実にあったものの、コロナ以前からの日本の人口構造の変化は分かっていたことであり、変わりつつある世の中では過去の成功モデルなど通用するわけがありません。
人口が増加するときと、人口が減少していくときでは、同じことをやっても通用する・しないが当たり前ですが起こります。
人口が増えているときには通用していたことでも、人口が減少すると途端に通用しなくなるものもあり、人口比で高齢者が多くなればそちらに合わせたサービスの需要が高まるのは当たり前のことです。
名の知れた企業経営者も当然ならが世の中の変化に合わせて企業の在り方を変える必要があることなど十分すぎるほどわかっているはずです。
45歳以上の人員整理。
年功序列型賃金で、45歳前後は給料が高く、団塊ジュニア世代でもあり数も多く、この世代を切れば、コスト削減の効果が大きいといわれています。
一方では、リストラは一時的に出血を止める対症療法であり、根本的な解決にはなりません。それよりも、新しい付加価値を生むビジネスモデルを作り出すことが出来なければ意味がありません。
世の中が変わりつつあるのに変わる必要性を感じない人もいれば、変わりたくても身体が重すぎて変われない人もいる。そうなるとまずやるべきは身体のスリム化。
身軽な身体の方が動きやすくも変わりやりすくもあるはずです。
スリム化したとしても、ただそれ自体が目的となっては意味がないよういに、スリム化した身体でどのように立ち振る舞っていくのか。
新たなビジネスモデルの構築といってもそれが分かれば誰も苦労しません。現実には、人口構造の変化、テクノロジー進歩、そしてコロナというように踏まえることのできる前提を押さえつつ、試行錯誤を積み重ねるしかないのでしょう。
これは、企業に限らず個人にも言えることだと思います。だからこその、リストラなのでしょうからね。
40代以上である私にとっても「地獄が始まる」ことだけは避けたいところです。
河合雅司「未来を見る力(人口減少に負けない思考法)」
「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」
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