ゼロベーステクニックと目標の再設定


昨年から、コロナの影響もあって、うちの会社が長年(20年以上)やっていた美容室向けの講習会がストップしました。数年前から、私としては、惰性でやっている感じが拭えませんでした。しかしながら、「現状維持バイアス」とはよくいったもので、今までやってきた講習会だけに、そこに何の疑問も持たずに会社としてはダラダラと続けていたように思います。

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現状維持バイアスから自由になるためには、ゼロベースというテクニックが効果的であると、グレッグ・マキューンの「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」に書いてありました。





講習会を行わなかったとして、何もやっていない状態にする。そして、会社として美容室に対してやるべき事をゼロから考えてみるということ。

講習会を有料で開催していたわけですから、前年実績と今年度実績を常に比較することはもちろんですが、ただただ講習会を開催することだけに終始していたように思います。

もちろん、会社の方針として新規顧客獲得の意味合いで講習会を開催していたので、売り上げの為には講習会をストップする選択すらなかったのでしょう。

新規顧客も獲得して、既存客も定期的に参加してくれる講習会だったので、講習会の内容もさることながら講習会自体の是非すらも疑問に思うことなどまるでありませんでした。

しかし、冒頭に書いたように数年前から講習会の内容とそれ自体の是非も含めて疑問に感じていた私としては、コロナは良い切っ掛けになったように思います。

まさに不幸中の幸いとはこういうことで、コロナのようなものがなければ今でもダラダラと講習会を続けていたことでしょう。

半ば強制的にゼロベーステクニックを使うことになったわけですが、正直なところ、コロナの影響なのか講習会を開催していないなのか、どちらの影響によって会社の売り上げが落ち込んでいるのかは微妙なところです。

私としては、講習会の影響は限りなくゼロに近いように思っています。つまり、殆どがコロナ。

既存客の対応は、個別に美容室店内で勉強会を定期的に開催すればいいだけですが、講習会以外で新規顧客を獲得するにはどうすればいいのかがまだ答えが出ていません。

人を集める講習会をそろそろ復活させてもいいのかもしれませんが、それでは全く意味がなく、折角のゼロベーステクニックが使えたのにそこに何の学習もありません。

もっとも新規顧客獲得となれば、シンプルに飛び込み営業を地道に取り組むのが現状できる最善策のような気もします。

更に、コロナを経験することで、会社の方向性を見直す切っ掛けにもなったのも事実です。

「目標を設定する」という考え方があります。

目標を達成することも大事ですが、それ以上に最適な目標を設定することが今の私の会社には必要なことです。

ただ売り上げを上げろ、維持しろ、だけでは何の動機付けにもならず、かといって会社が目標を再設定するのを持つのも時間の無駄なので、自分なりに会社のリソースを使いつつ価値を創造することに取り組もうと思います。





麻野耕司「THE TEAM 5つの法則」





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