雑談も接客の一部
美容室選びで重視することのひとつに「接客態度」があるといわれています。お店の雰囲気からはじまり、美容師の態度、言葉使い、身なり、動作、体臭、口臭(コロナ禍で大夫救われているはず?)、表情といったものが接客態度に他なりません。
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『楽しい?面倒くさい?カット中の「雑談」、客と美容師それぞれの受け止め方は』
美容室では、美容師が髪をカットしているときなどに話し掛けてきて、「雑談」がよく交わされます。話が上手な美容師の場合は「ヘアセットだけでなく、雑談の技術も見事だな」と思いますが、中には「雑談に夢中で、手が止まってしまう美容師」や「客との距離感を間違えた、妙になれなれしい美容師」がいると耳にすることもあります。客も十人十色で、雑談を楽しみにする人がいる一方、雑談を煩わしく思う人もいるようです。
美容室での雑談について、客はどう思っているのか、話し掛ける美容師は雑談をどのように捉えているのか、聞きました。(後略)
以上引用。
この場合、雑談というよりは「接客」と捉えるべきでしょう。雑談も接客の一部でしかありませんから。
そもそもこのような記事が出てくること自体が、美容室における接客の現状、つまり、何かしらの不満を表しているように思います。
全国に25万軒以上ある美容室。その数の多さの意味するものは、美容室自体の価値の低下です。美容師免許制度がある以上その試験をパスすれば誰でも美容師になれます。
技術の質を向上させるのは当然です。しかし、そこにどれだけ固執しても技術自体に希少性がなく、一方で、美容技術を安売りするカット専門店、ヘアカラー専門店、低料金大型チェーン店があるので、技術の質で競争するのはまるで意味がありません。
また、時代の流れでもある仕事の自動化・機械化というもの。例えば、カットマシーンはそのひとつでしょう。
しかしながら、ここは現実的でないというか、結局はコストの問題ですから、人がカットした方がいいに決まっています。
美容師は機械に奪われない仕事かもしれませんが、美容室自体が生き残れるかはまた別問題。人がやる仕事の持つ意味が今後は大きく変わり(既に今でも)、つまり、わざわざ人がやる意味が問われるわけです。
となると、人がやる仕事とは、人間のコミュニケーションが価値そのものであるような仕事が残ることとなり、美容師はその代表格といえるでしょう。
そうなると美容師の技術以上にコミュニケーション能力が今後益々問われるようになる。
誰しもわざわざ面倒な人とコミュニケーションを取ろうとは思わないはずですから。
ということで、一方的に美容師について書いてきましたが、美容師にしても面倒なお客とのコミュニケーションを避けたいのではないでしょうかね!?
お客も美容師を選択できる自由があるように、美容師もお客を選択できる自由があるのことを忘れてはならないと思うのですが。
佐渡島庸平「観察力の鍛え方」
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