お互いが事前に知り得る時代の営業
飛び込み営業というスタイルが時代に合わないかどうかはさておき、今でも割と多くの職種で飛び込み営業は行われているのだろうと思います(あくまでも感覚値)。しかし、飛び込み営業における準備が変わっているのは事実かと思います。
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私も美容業界に20年以上(20年前といっても2001年ですが)携わっておりますが、20年前は飛び込み営業といえば、1日に何軒飛び込めるかみたいな感じで、とにかく飛び込んでいました。
もちろん、今でもそうだとは思いますが、その際に資料を携え、セールストークを少しばかり練習して飛び込んでいたものです。
とにかく、話を聞いてくれる状況に持ち込めるように何度もお店に足を運んでおりました。
やっとこちらの話を聞いてくれる状況になってから、資料を見せつつセールストークを展開する。
相手にしても私にしてもお互いが知らない相手なので、いちから知っていくような感じでした。
20年前も既にありましたが、ホームページを持つ美容室も増えて、美容ディーラー、メーカーも当然それを持つようになり、しかも、今では、美容室でも美容ディーラー、メーカーで働く個人がSNSで情報発信する時代です。
お店、会社単位から個人での情報が事前に知れるようになりました。
なので、飛び込み営業での準備が、資料やセールストークは当然として、事前に店舗のホームページ、場合によってはホットペッパービューティー、そして、SNSの内容をチェックすることも含まれるようになったように思います。
内容をチェックして飛び込み営業のみならず普段の営業(ルート営業)でどのように活かしていくかは、それこそ営業マン次第といったところでしょう。
お互い(美容室と私)が何も知らない状態(時代)から、いつの間にか、お互いが事前に知り得る状態(時代)となっているわけです。
でも、知るといってもあくまでもオンライン上なので、知るを更に知るためにはオフラインで繋がる必要があります。
そんな前提を踏まえてコミュニケーションというのか営業活動が必要となっていくのだろうと思います。
営業では、とにかく「足を運ぶ」が大事かと思います。
しかし、足を運ぶことなく得られるものがあるのも事実なわけで、そこの努力を怠り、とにかく足を運んで相手の時間を奪うような営業は人によっては嫌われるのだろうと思います。
まあ、スマホが普及する以前からも足を運ばずとも情報収集して営業を有利に進めるような優秀な営業マンはいたはずです。
結局は、営業で決めるために「いかに頭をつかうか」が本質なんだろうと思います。
三戸政和「営業はいらない」
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