治療から予防そして健康へ
日本人の平均寿命が延びたのは1950年代からで、戦後の経済成長とともに約30歳寿命が延びました。明治・大正時代(1890年~1920年)の死因のトップは肺炎。続いて、胃腸炎、結核となっていました。つまり、死因はいわゆる感染症であり、現在の医療であれば「治療」で解決できるものです。
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ところが、2015年の死因のトップは、がん(悪性新生物)。続いて、心疾患、肺炎、脳血管疾患。がんについては約3割の死因。
生活習慣病とされる高血圧、脂質異常症、糖尿病からの死因が多くを占めており、しかも治療を経てからの完治が難しいものばかりなのです。
生活習慣病の予防対策ならなんとなくとれそうですが、がん予防となると手も足も出ないといった人が多いのではないでしょうか。私を含めてがんに関する知識がかなり乏しいはずですから。
長寿化の時代だからこそ、「治療」から「予防」に重きが置かれ、さらには「健康」意識こそが非常に大切になっているわけです。
『「健康寿命」さらに長く』
厚生労働省は20日、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2019年は男性72.68歳、女性75.38歳だったと公表した。前回調査の16年(男性72.14歳、女性74.79歳)から男性は0.54歳、女性は0.59歳延びた。背景を「喫煙率の低下や、高齢者の社会参加が進んだことなどが影響しているのではないか」としている。
健康寿命は3年ごとに数値を発表。都道府県別で最長だったのは、男性が大分県の73.72歳、女性は三重県の77.58歳。最短は男性が岩手県の71.39歳、女性が京都府の73.68歳だった。
以上引用。
緩やかに平均寿命と健康寿命の差が縮まっていますが、それでも男性が8.73歳、女性が12.07歳もあるわけです。
寿命が延びることから、いかに健康で生活の質を落とさずに長生きできるかが課題となっています。しかし、人生の目的自体が健康ではないはずです。
とはいえ、豊かな人生を送ろうと思えば、健康が第一条件であることもいうまでもありません。
堀江貴文「120歳まで生きたいので最先端医療を取材してみた」
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