細かい気遣いの積み重ね
コロナ禍による店舗ビジネスの苦境は想像に難くありませんが、「社会生活の維持に必要な施設」ということで営業を継続できた美容室であっても不要不急のイベントが中止や延期されている状況では、厳しい営業を強いられていることでしょう。しかし、そんな状況にありながらでも美容室の新規オープンを目にすることも多く、コロナ禍にあっても美容室の店舗数はまだまだ増加傾向にあるように思います。
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美容室の経営規模は、従業者数3名以下の小規模店が全体の9割近くを占めているといわれています。また、特定の店舗を構えずシェアサロンを拠点に活躍するフリーランスの美容師や、業務委託契約のもとで自由な働き方を実現する美容師も増えています。
もちろん、日本の総人口は毎年減少を続けているので、それとは反比例して店舗数が増加している美容室の競争は、今後も激しさを増すでしょう。
『理美容サロン業界の停滞は2022年も続きそう』
理美容業は世の中の景気動向の影響を受けやすい下流産業の一つです。世の中の景気が良くなり、消費者の所得が増えなければ、理美容店の売上は増えない。
(中略)
理美容業界でも、リーズナブルな料金のサロンの需要が増えている反面、一般の付加価値のあるサービスを提供するサロンは頭打ちの状態が続いています。政府は賃上げする企業を優遇する税制を決めましたが、効果は限定的といわれています。
2022年、理美容サロン業界全体を高所から俯瞰すると、今年も緩やかな縮小傾向が続きそうです。しかもオミクロン株という新たなウイルスが登場しては、先行きは不透明感が増すばかりです。
以上引用。
コロナ禍にあっては、感染症対策を講じることが商売をする上では前提となるのは言うまでもありません。
とはいえ、美容室の本質は美容の技術を提供する場であるので感染症対策がどうのこうのよりもむしろ本質の部分を今だからこそ改めて見直す必要があるのではないかと感じます。
美容室の競争は激しさを増すことは火を見るよりも明らかですが、かといって奇抜なことや特別変わったサービスで競争を出し抜くのは賢明なやり方とは私には思えません。
やはり、そこはごく当たり前を追求するしかなく、使い古した言い回しをすれば技術力と接客に尽きるのですが、それらは来店したお客に対する細かい気遣いの積み重ねに過ぎません。
日々働く人間の考え方、仕事の進め方、現場での立ち振る舞い、打ち込み方、熱意というような「目に見えない」気遣いの積み重ねのみが威力を発揮するのだと思います。
約2年前に起こったコロナの流行ですが、私にしても途方に暮れたものですが、2年も経つと良くも悪くも慣れがあって、営業活動にも甘えがあるように思います。
美容室にしてもコロナ禍でお客が来店しない経験を踏んでの今だと思うので、今一度原点に立ち返る意味でも技術と接客の在り方を見直す機会なのかもしれません。そして、まだ今年もスタートしたばかりですから。
結局は、ごく当たり前を積み重ねるしかないのでしょうね。
グレッグ・マキューン「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」
鈴木祐「無(最高の状態)」
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