営業日報から見えるもの


人の話す言葉というか内容によって、「この人はどんな人かな?」「どんな仕事をしているのかな?」なんてよく考えるのですが、例えばですが、同じ仕事や同業者であればなんとなく雰囲気で「多分この人は営業マンだろうな」なんて分かることもあります(外れることもありますが)。

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以前の上司から、私の営業マンとしての立ち振る舞いなんかは「実際に見なくても分かる」とよく言われていました。

逆に、私からすれば上司が現場でどのような営業をかけているかなど想像することすら出来ませんでした。

それから月日が流れ、いつの間にか私も営業日報をチェックする立場になってしまったのですが、その日報からどんな感じで仕事がしているかが透けて見えるは言い過ぎですが「実際に見なくても分かる」ようにはなっているようです(多分)。

まあ、早い話が数字(売り上げ)の変動がものをいうので、数字から判断すれば全て分かります。何かしら取り組みがあれば、必ず数字に表れますからね。

当の本人からすれば、多少気を抜くこともあるかもしれませんが、その人なりに全力を尽くしているものです。全力を尽くすとは、その人が考え得ることを考えて行動しているということです。

つまり、その人にとっての善なる行動。但し、その人にとって善なので会社にとっての善ではない。

数字が変わらないか落ちている営業マンの日報に共通するのが、「相手(顧客)が見えない(反応が見えない)」ということ。

上がってくる日報の内容が、全て本人の感想でしかない・・・

こういう場合、往々にして相手はその営業マンにウンザリしているか大人の対応をしているのかのどちらかです。

そのどちらの対応も面倒である場合は、営業マンに対して「しばらくお店には来なくてもいいから」というか「いい感じで無視をするか」のどちらかをします。

なので、このような対応をされる営業マンは、数ヶ月もすると回れる顧客が限られてきて、自分の得意とする(相手はただ合わせているだけの可能性が高い)顧客だけを回るようになり、訪問軒数が徐々に減っていきます。

面白いことに上記のような現状に対して説明を求めると決まって返事は「相手が悪い」という責任転嫁であるところです。

ところが、前述したように当の本人とすると、全力を尽くしているのだから言われる筋合いなどない、といった感じです。だって、自分では善なる行動をしているのだから。

もうここが非常に厄介なところです。どうしたもんでしょうかと・・・

ということで、今年最初の営業日報をチェックした愚痴でした。





グレッグ・マキューン「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」




鈴木祐「無(最高の状態)」





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