髪が傷んで老化するからこそニーズがあるのでは!?


美容室でトリートメントがひとつの技術メニューとして定着したのは、パーマをかける人が今以上に多かったというのがあると思います。それはつまり、パーマをかければ傷むということ。なので、パーマによってヘアケア(クリニック)の概念が生まれたのかもしれません。もちろん、既にあったはずの概念かもしれませんが、強化されたことは間違いないだろうと思います。

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髪が、チリつく、パサつく、ひろがる、という現象もオーバーブローにようるものだとすれば、ドライヤーがヘアケアの意識を強化させる切っ掛けになったのかもしれません。

最近では、復元ドライヤーが売れ筋という話を聞いたりしますが、それにしてもヘアケアを想起させるもの。一時期は、マイナスイオンドライヤーがその位置にいたのでしょうけれど。

髪を傷めては治す(厳密には使ってはNGでしょうけれど)を繰り返すを美容業界全体でやっているようにも感じます。

髪のオシャレをすればするほど同時に髪を傷めるのは付きまとうことでもあり、また同時に老化も進行することから、カットする、カラーをする、パーマをかける、よりも一層ヘアケアのニーズが高まっているとも考えられます。

つまり、髪が傷んで、老化してこそのニーズがあるわけです。

なんとも皮肉めいたものを感じますが、そこ(ニーズ)を確実に取りに行った、取りに行っている美容室とそうでない美容室に分かれているようにも感じます。

単に、メンテナンス(身だしなみ)として美容技術を売るのか、オシャレと同時にヘアケアとしても美容技術を売るのか。

これは、どちらが正解とか上手くいくとか正義とか悪とか、そんな話をしたいわけではありません。

どちらも美容室の立ち位置の問題なので、刻々と変化する環境に有利な方が生き残っていくだけの話です。

そして、以下の記事なんかはヘアケアのニーズを取りに行っている美容室の話ということなのでしょう。


性別、年代によって変わるヘアの悩み

白髪の悩みは40代女性に多い、などヘアの悩みは、性別、年代によって変わる。剛毛・多毛は若年層に多く、薄毛は高齢者ほど多い。

また7割以上の客が何らかの悩みを抱えていることがわかった。

神奈川県・東京都を中心に大型美容室を運営する株式会社イーグラント・コーポレーションはヘアの悩み等に関するアンケート調査を実施し、その結果を2022年1月25日発表した。
同社が運営する美容室の来店客を対象に行なったものだが、理美容業界で発表されている他の調査とほぼ同様の調査結果となっている。(後略)


以上引用。


引用記事の元ネタは以下になります。

【ヘアに関する市場調査】お客様10,675人にヘアのお悩み等についてアンケートを実施。美容室に来店する 7割以上が「髪に何らかの悩みがある」と回答。





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