スタッフに与えるのは教育よりも環境と構造!?
一人で美容室を経営?しているオーナーも、かつてはスタッフを雇っていた、というのはザラにあることです。とくに美容ディーラーの営業マンならアルアルだと思うのですが、一人で美容室をやっているのに店舗の広さがかなりのミスマッチだったりするのがそれに当たります。一人ではあまりにも広すぎる店内とセット面の数。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
しばらくすると広すぎる店舗からプライベートな空間へと店舗を移転する方も多いように思います。
たまたまですが、コロナ禍ではそのプライベートな空間は環境として有利に働き、コロナの影響も限定的だと聞きます。やはり、コロナ禍ではスタッフを抱える店舗では苦戦を強いられているようですから。
スタッフを抱えている店舗は大変だなぁと思いますが、それ以上にスタッフが思うように働いてくれない(動いてくれない)、という愚痴をたまに聞くこともあります。
先日も僅か?一年でスタッフが辞めたという話を聞くことがありました。
美容室の仕事は、色々とあるでしょうけれどどこまでいっても技術だと思います。独立してある程度の年数を超えて(最低でも10年とかですかね?)お店を継続出来ている人は、やっぱりシンプルに技術が上手いわけです。
そこには、技術が上手い定義って何?みたいなものを突っ込む人もいるかもしれませんが、そんな屁理屈はどうでもよくて、とにかく技術が上手いわけです。敢えてそこに付け加えると仕事が「速い」はあります。
で、話を戻すとその辞めたスタッフは美容師歴(実務経験という意味)の割には、技術が上手くも速くもなかった、ということでした。
もちろん、技術のそのような面は年数では割り出せないかもしれませんが、とはいえ、年数によって判断するしかない面だってあるわけです。
そんな話を雇ったそのオーナーさんと話をしているときに、「技術の上手さと速さってどこで形成されていくのだろうか?」みたいな話になり、そこは「気づき・気づく・気が利く」なのではということになったんですね。
でも、それって「教えるのって難しくないですか?」みたいな話になって、結局、「どうしたもんですかね?」みたいな話に落ち着きました。
それを考えると、教えるとか育てるとかを議論するよりも(働く)環境をいかに整えていくかを考える方が建設的なのかなとも感じました。
事実、私の会社では、一時期社員教育にかなりの力を注いでいましたが、私(ある時期まで教育を受けたいた身としては)の感想というかそれこそ気づきは、教育を否定するつもりはありませんが、環境とか構造の整備がより大切だなということでした。
相手の気づきとか気が利くとかを期待するよりも仕事が出来る環境と構造をまず整備することかなと。そして、実際に、私は会社でそれを実行しています。
まあ、この答えは一年後くらいに出るのかな?
佐渡島庸平「観察力の鍛え方」
グレッグ・マキューン「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「「観察力の鍛え方」で印象的だったある認知バイアスのこと」
コメント