美容における美容室の優先度はどれくらい?
一応、美容業界に携わる身としては、女性が一ヶ月に一体どれくらい「美容にお金をかけるのか?」は興味のあるところです。一括りに美容といっても多岐に渡っていて、化粧品関連、化粧品以外のホームケア用美容関連、そして、美容関連のサロン利用、といったところでしょうか。
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私が気になるのは、美容関連のサロン利用であり、そこには大きく分けると美容室とエステサロンとなるはずで、美容支出全体に占める美容室の割合は、それこそ人それぞれとはいうものの、そこまで大きくないのかもと勝手に思っています。
確かに、化粧品は毎日使うものですが、毎月必ず買うわけではないでしょうし、当然、美容室も毎月行くわけでもない。
ということで、女性の美容支出をどこも(各美容メーカーからサロンも含めて)必死に奪い合っているわけです。
『その他の理美容代 東京都区部が1番』
昨年1年間で、「その他の理美容代」にかけた1世帯当りの支出金額は東京都区部が1番だった。
総務省が2022年2月8日発表した『家計調査』(二人以上の世帯、2021年)の1世帯当り年間支出金額、全国の県庁所在地と政令市合わせて52都市中の順位。
「その他の理美容代」にはエステティック、ネイル、アイビューティ、ヘアカラーなどのほか、美容系施術とは関係ない浴場施設の休憩料なども含まれるが、四半世紀以上にわたり成長を続けている。
1位の東京は3万4325円で、最下位の青森市の2.6倍だった。
全国平均は2万0426円で、理髪料の5079円、パーマネント代の2709円、カット代の6237円を合わせた金額1万4025円を上回る。
理髪料、パーマネントは縮小傾向、カットは横ばいが続くなかで、その他の理美容代が理髪・パーマネントの減少分を吸収する形で伸長している。今後もこの傾向は続くものと予想される。
以上引用。
記事に登場する「その他の理美容代」ですが、品目の定義は以下になるようです。
品目定義
美顔術料、エステティック、衣装着付け及び化粧代、セット代、毛染め代(ヘア・マニキュア、ヘア・カラー)、なでつけ代、美容院の洗髪代、大規模な温泉施設の入場料、タオルレンタル料、個室使用料
記事からも分かるように、美容室はもはや「カットとヘアカラー専門店」であることが分かります。
東京の3万4325円を月間にすると2860円となります。「その他の理美容代」には、たった3000円すら支出しないという。しかも、トップの東京で・・・
間違いなく化粧品にはそれ以上支出していると思います。美容に対するお金のかけ方には優先順位があるはずなので、いかに上位にもっていくかが美容室の課題なのかもしれません。
単に、技術の安売りで誤魔化すのではなく、そこは正攻法というか王道で地道に接客を通してヘアスタイルをつくることの価値を伝えていくしかないだろうと思います。
ちなみに、ヘアカラー専門店の平均的な来店サイクルは、一ヶ月半らしいので(あの安さでも毎月は来店していない)、ということは美容支出の優先度が低いともとれるので、意識改革のようなものも必要なのかもしれませんね。
グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
グレッグ・マキューン「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」
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