やらないよりやるほうが遥かにマシ!?
25万軒以上もあるといわれる美容室。価格競争、集客のために多額の広告費をかけたり、長時間労働であったりと、美容室経営を継続させる難点は尽きませんが、安定して美容室を経営していくにはどうすればいいのでしょうか?実際には、魔法のような方法などなく、地道に「いかに集客し、いかに失客を減らすか」に向き合い、取り組むしかないのだと思います。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
兎にも角にも、来店するお客との付き合い方(接客と技術)こそが運命の分かれ道なので、そこの取り組み(どのように振舞ったのか)が集客も失客も決めてしまいます。
さて、パレートの法則で説明される、「2割の主要な顧客が8割の売上を支える」というものがあります。もちろん、美容室にもこの法則は当てはまります。
あくまでも私にとっての傾向の話ですが、美容室を10年前後運営しているところでは、その頃から良くも悪くも売り上げが安定してきます。
そこでテコ入れということで売り上げアップのために新規客の集客ではなく、既存客とくに「2割の主要な顧客」に向けて単価アップキャンペーンを行います。
まあ、これがまんまと上手くいき単価アップにより売り上げが一時的にアップします。しかし、キャンペーンが終了(2割の主要な顧客に一巡するという意味)すると以前の売り上げに戻ってしまいます。
出来れば継続的にキャンペーンメニューをやってくれればいいのですが、「2割の主要な顧客」にとってはどこか付き合い的(断りきれない)な感じでやっているだけなのです。なので、ここ(メニューを気に入っているのではなく付き合いでやっている)を見誤ると次第に「2割の主要な顧客」が離れていき大きく売り上げを落とすことにもなりかねません。
とはいえ、何も取り組まなくてはジリ貧で売り上げは下がっていく一方です。だからこそ、経営を安定させるためには魔法のような方法はないのだと思うのです。
『ワンコインサービスで客単価アップ』
理美容業の経営取り組み事例(2021年10-12月期)
日本政策金融公庫は2022年2月1日、生活衛生関係営業の経営取り組み事例(2021年10-12月期)を発表した。理容業美容業の集客アップ、売上アップの取り組み事例は4件。
理容業美容業の経営取り組み事例(2021年10-12月期)
理容業
・顔パック、マッサージ、白髪ぼかしなどの単品メニューに力を入れている。加えて、新たにワンコインサービス(500円エステコースや500円マッサージコース)を導入し、客単価アップや顧客満足度の向上を図っている。(静岡県)
・レディースルーム(個室)を新設し、女性向けのシェービングやエステに力を入れている。(愛媛県)
美容業
・従来の電話予約に加え、LINE公式アカウントからの予約受付も開始したところ、「24時間いつでも予約ができて便利」とお客から好評である。(青森県)
・店内を個室風にリニューアルしたところ、コロナ禍での3密回避のニーズにマッチしたのか、予約増加につながった。(千葉県)
以上引用。
上記の方法が上手くいくかどうかは分かりませんが、ただ確実に私が言えるのは、試行錯誤を頭ではなくちゃんと行動しているなら何の問題もないのではということ。
それよりも「どうせダメだから」「都合よく」といった考え方となり、何も行動しなくなるのが最も危険なのではないかと思います。
そりゃ、記事を見るようにどこも必死なわけですから、何もしないところが苦しくなるのは火を見るよりも明らかでしょう。
グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
グレッグ・マキューン「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
【関連記事】
「競争の激しい美容業界から一歩抜け出すために」
「続 競争の激しい美容業界から一歩抜け出すために」
「技術を提供している美容師との繋がり」
コメント