美容室に呼び込むための材料をいかに生み出せるか


2月は元々から?美容室界隈では鬼門の月とされており、売り上げが低迷する月でもあります。敢えて今風に書くと不要不急のイベントが、2月は他の月に比べるととくにありません。建前上、美容室は「社会生活の維持に必要な施設」とされていますが、その美容室自体が維持に必要なのは不要不急のイベントに他なりません。残念ながら。

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2022年、理美容業界の動向は

理美容業はじめ生活関連サービス業は、社会情勢に影響を受けやすい。昨年、一昨年と新型コロナウイルス感染症によって、大きな打撃を受けました。昨年11月にオミクロン株が出現し、今年も新たな変異株が出現するかもしれず、不透明な状態が続きそうです。

そんななかでも日本経済は円安が進み、輸入品が高騰し、燃料や食料品などの必需品が続々と値上されそうです。物価の上昇に見合った賃金の上昇があればいいいのですが、賃金を上げた企業を優遇する税制は導入されたものの効果は限定的といわれています。

理美容業は生活に必要なサービスですが、燃料や食料品ほどではありません。賃金が上がらずに燃料や食料品が上がれば、理美容への支出を控える人は増えます。来店頻度の減少や利用率の低下といった形で現れてきます。

従来型のサービスを提供する理美容店から、サービスを限定したお値打ちサロンといわれる業態店への利用に切り替える人が増えることは予想され、従来型の理美容店の売上は減少することになります。

それでなくても、理美容業界は店舗過剰、人員過剰な状態が平成の時代から続いています。平成のなかごろには市場は飽和状態になり、以降徐々に縮小する傾向にあります。2022年、不確定な要素はあるものの、理美容業界市場はこれまでの傾向に沿って縮小するものと推測されます。

以上は理美容業界を高所から俯瞰したマクロの話で、創意工夫次第で好成績を上げるサロンは間違いなくあります。美容やおしゃれに関して高感度な人は1割近くはいて、惜しみなくお金をかけます。また人口動態から高齢者が重要な顧客になっていて、高齢者向けのサービスの提供は求められています。しかし、ただ漫然と旧態依然のまま営業を続けていたのでは、売上減は免れない。


以上引用。


ただ漫然と旧態依然のまま営業を続けていたのでは、売上減は免れない。とありますが、まあ、至極ごもっともな指摘ですね。

それはさておき、パーマのニーズが強烈にあった時代はとっくに終わっていて、美容室に対する世間のイメージってどんな感じなんでしょうか?

カット屋さん?ヘアカラー屋さん?ってところでしょうかね。

記事中の「お値打ちサロン」は、つまりは低料金、安売りサロンのことであり、身だしなみ程度であればそちらにシフトするのは当然で、というかそれ以前の問題として同じ技術・サービスであれば値段が安い方へ動くものです。

現在の美容室の流行は、なんやかんやいっても所詮は技術の安売りでしかありません。

冒頭に書いた不要不急のイベントについても、今後何事もなかったように復活するような気もしません。既に2年以上がコロナとなって経過しており、時計の針は進むものですから逆戻りすることは起こり得ません。

だとすれば、各美容室が消費者を呼び込むような策(集客)をコロナありきで講じなければ、何年か先コロナが落ち着いたところで、というか現在の厳しい状況を生き残ることすら難しいのではないでしょうか。

パーマというニーズ、技術が安い、不要不急のイベント、といった美容室に呼び込むための材料以外をいかに生み出せるかが、とくに個人経営美容室には課せられていると思います。





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