人を使うのではなく人の力を借りる


私はある美容メーカーで働く営業マンです。美容室専売品を扱う会社なので美容室限定で商品を卸しています。とにかく美容室に営業をかけて、とにかく売れるようにするのが仕事です。美容室が商品をリピートしてくれないと話にならなし、リピートだけではいずれ行き詰まるので新規客獲得も欠かせません。

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これは数年前から分かっていたことですが、私の会社は『リピーターはいるものの、新規客獲得が上手くいかず、顧客の高齢化(病気も含む)に伴って顧客がじわじわと減少している』状況にありました

当然ながらコロナ前からです。実際はこんな感じの会社やら店舗、もちろん美容室も相当数存在しているはずです!?

そんな状況なわけですからコロナが襲ってきてダメージを受けないはずがありません。

顧客が減少していく理由は、何もうちの商品だけの問題ではありません。

商品が気に入らなくて離れていく方も当然いらっしゃいますが、商品を物凄く気に入っているもののお店の運営が上手くいかなかったり、高齢となりお店を続けることが難しくなったり、病気に襲われたりと様々なことが起こるわけです。

不測の事態に対応できればそれが一番いいのかもしれませんが、実際には起こってみて初めて身にしみて分かることばかりです。

私からすれば、リピーターだけになっていることも分かっていたし、新規客獲得が出来ていないのも分かっていたし、そして、それを何も知らないフリをしていたわけでもないのですが、それでも日々の業務に追われて、なんとなく見過ごすというか、そんな感じでやり過ごしていました。

どうしよう、どうしよう、という気だけが焦ってしまって、結果として既存客のアフターフォローで四苦八苦している状況でした。

結局、一人での力では出来ることが限られています

一人の営業マンで出来ることなどたかが知れています。少なくとも私は(世の中には出来る方もいらっしゃるでしょうけれど?)。

ということで?今年は本格的に管理職となって、人を使うことになったわけです。

ただ、管理職となってみて思うのは、人を使うことよりも私からすると他人の力を借りる、というもの。

以前(営業マンだった頃)は、全部を自分でやりきれないと意味がない、というような考え方をもっていましたが、思い上がりもいいところです。

人には得意不得意が当然あって、役割分担とでもいいましょうか、全てを私が出来る、やれる必要などどこにもないということに気づかされました。自分に出来ないこと不得意なことは他人の力を借りればいいわけです。

そこに変なプライドというのでしょうか、そんなものが邪魔をして素直に力を貸して欲しいと言えない自分がいたりしました。

元々、仕事っていうのは分業です。それぞれに役割があって誰が偉いとか偉くないとかありません。

管理職となってみて人を使うことよりも人の力を借りるとうい考え方を持つ事の方が遥かに大切だなと感じている今日この頃です。





山口周「外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント」






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