どのようなマインドで仕事をしているかが相手に伝わる


美容メーカーの営業マンをやり始めた頃(20年以上前)は何も考えていなかったのですが、営業相手は規模の違いこそあれ美容室のオーナーで(スタッフを相手にしていないという意味ではなく)、その意味するところが全く理解できていませんでした。雇う側と雇われる側とでもいうのでしょうか。

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雇う側、雇われる側、どちらが偉いとか偉くないとか、そんなものはなく、ただ立場が違うだけなのですが、そのように気づくというか思えるようになったのは、極々最近のような気もしています。

営業をやり始めた頃は、「サラリーマンはいいよね、固定給がもらえて」みたいな感じのことをよく“言われた”ものです。他にも、「雇われには、私たちの気持ちなんて分からない」みたいなことも言われていましたね。

当時の私もどこかサラリーマンであることに対して引け目というか、営業が上手くできていないことや漠然とした自信のなさのようなものもあって、そのような言われに対して沈黙というか苦笑いするだけでした。

なので、「言われた」とは書きましたが、実際は、相手にそう「言わせた」のかもしれません。

そんな中であってもサラリーマンとしてではなく、ちゃんと一人の人間として付き合ってくれるオーナーさんも出てきて、なんというのでしょうかありふれた表現ですが、人によるのだなぁと。

まあ、しばらくして自分自身も経験を積み、出来る仕事も増えていき、そして、美容室の懐事情のようなものが大夫分かってくると、「サラリーマンがどうのこうの」という人に限って、経営が厳しいということも分かってきました。

美容室を経営しているから凄いでもなく、サラリーマンだからダメでもなく、何をやるにしても、その人がどのようなマインドで仕事に向き合っているかが重要なわけです。

結局、サラリーマンに対してどうのこうのいう人も所詮は同じようなマインドだということです。もちろん、言われる側にしても。

不思議なもので、私の仕事への向き合い方というか捉え方というか、一言でいえばマインドの変化(腹の括り方の度合い)なのですが、それに伴い以前言われていたようなことは何も言われなくなりました。

逆に最近では、こちらの仕事の心配までされるようになって、お互いが上下とかではなく横の関係でいるように思えます(まだまだ微妙だけど)。

やっぱり、美容室は経営に命を懸けているわけですから、そこを感じることが出来ない営業マンは相手にもされないだろうと思います。

出来るだけ多くの他人を商売では巻き込む必要があるわけですから、他人のメリットや思いに敏感であることが欠かせません


ということで?以下の記事なんかは、ある意味では分かるような気もします。


サラリーマンをナメんなよ!「社畜」という卑下への違和感

新卒で大手商社に入り、広告会社を経て起業した加藤公一レオさんは、サラリーマンを「社畜」と卑下する風潮に違和感があるそうです。ネットのインフルエンサーが声高に発信するサラリーマンディスり。でも、起業していきなり好きなことを仕事にできるのは一部の人だけだと強調します。給料をもらって仕事の勉強ができて、会社の看板で大きなプロジェクトにまで関われる。そして、組織に守られながら個人としてのブランドを育てることができるサラリーマンの“計り知れないメリット”について、つづってもらいました。(後略)


以上引用。





三戸政和「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」




本田宗一郎「会社のために働くな」





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