ライフ・シフト2の「年齢の可変性」を感じた話
鈴木祐さんの「不老長寿メソッド」の中で「エイジズム」なる言葉が登場します(私は初めて知りました)。エイジズムとは、老化に対するネガティブな印象を意味する言葉。また、高齢者は社会的な弱者、歳を取ると体中にガタがくる、老けた人は頑固だ、といった否定的なイメージもすべてエイジズムの一種となります。
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『シワもセルライトも隠すのをやめた。40代の私が若さへの執着を捨てて手に入れたもの』
40歳の誕生日を迎えてすぐ、私は久しぶりの休暇を家族と楽しみ、最高な日々を過ごしていた。1日中ビーチで過ごし、夕食の時間になってもみんなで水着のままのんびり寛いでいた。
そんな時、フィットネスの話題になった。何年もの間、ダイエットによる減量とリバウンドを繰り返し、食事に気を配り、自分を様々な暴言で責め立てたりもしたが、ようやく心身共に健康な状態になった。明るいピンクのビキニを着て、クールで最高な気持ちだった。その気持ちを祝福するため、この気持ちを家族に伝えた。(後略)
以上引用。
なんでしょうか?記事を読んでの率直な感想は、若さへの執着は捨てたものの、それに替わる別の何かに執着が移っただけのような気がしないわけでもありません。
というのが、以下の記事中の内容に表れているような・・・
『私から年齢を取り除いても、私は起業家でビジネスオーナーであり、女性を成功に導く有能なコーチだ。元気ハツラツとした人間で、友達、母親、パートナーでもある。』
他人との違いに個性を求め続けるならば、常にどこかで他人と比べるしかなく、いわゆる承認欲求の奴隷なのかなぁと。
一見すると他人との違いではなく、自分が自分であることを受け入れているような気もしますが、起業家、有能、成功、といったワードこそが他人との違いを自らに気づかせているようにしか思えない。
どこか自分を認めきれず、若さ以外の違いを際立たせるようで、なんとも息苦しく感じます。
とはいうものの、冒頭に書いたエイジズムではありませんが、そこにとらわれるのも本当に理解も共感もできます。
出来ることといえば、若さではなく、年齢に対する考え方を変えたり、意識を変えたりすることがスマートではないかと思います。
現状では、年齢とやっている事が概ね一致するような生き方になっているので、社会全体が年齢の可変性を受け入れると今回の記事のような人は少なくなるではないかと思う次第です。
というようなことが「ライフ・シフト2」に書いてありましたよ・・・
鈴木祐「不老長寿メソッド」
「ライフ・シフト2 100年時代の行動戦略」
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