脳の話です
平均寿命が延びて「人生100年時代」といわれる今、健康寿命をい
かに延ばすかは私にとっても大事なテーマであります。日本では、
科学や医療にまつわる情報が混沌としていて、科学的根拠のある正
しい情報をピックアップすることは、なかなか難しいことのように
思えますしね。
医療や健康に関する情報について「何を信じればいいかわからない」
という人も多いと思います。人それぞれに、医療・健康に対するス
タンスはまちまちですからね。
やはりそこは、自分自身で一つ一つ丁寧に調べていくしか方法はな
いと思っています。実際にそうしています。
以前の記事で「誤解して理解する」でも紹介しましたが、ウイルス
と細菌の区別がついてない人が殆どなんですね。だから薬について
も医者から処方されれば、そのまま飲み続けるわけです。何の疑い
もなく。
どうやったら健康寿命を延ばせるかですが、これも頭を悩ませるこ
とばかりです。私が考えるに食事でも運動でもなく“脳の老化対策”
が大事であると考えています。
これも以前の記事で紹介していますが、元々が、人間の脳は、自分
で判断を行うことが負担で、それを苦痛に感じる特徴を持っている
らしく、これを“認知負荷”と呼ぶそうです。
人は、自身の中で矛盾する認知を同時に抱えて、不快感をおぼえる
と、その矛盾を解消しようと、都合のいい理屈をつくりだすことが、
知られているそうなんですね。
いったん「これは正しい」と思い込んだことが、後から「間違って
いる」と証拠を突きつけられた場合、人間の脳は「言い訳」の理屈
を考えだし、何とか間違いを認めずに済むようにしようとするそう
です。
つまり、何かを信じたら、そのまま信じたことに従い、自分で意思
決定しない方が、脳に負担がかからずラクだということです。
脳に過度なストレスはダメでしょうが、全く刺激を与えないのも考
えもんです。
脳の拡張は扁桃体が関わっていて、これは興味・遊びのあることに
よって広がりをもつそうです。新しい学問を築く人は、この扁桃体
が発達しているそうです。
年をとるということは、興味を失うことなのかもしれませんね。
脳の話を以下の本から引用させてもらっています。
中野信子さんの「サイコパス」です。
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今月お勧めの一冊です。西野亮廣さんの「新世界」です。
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