私が考える弱小美容メーカーの課題


インターネットが普及してネット上でモノを買うのが今では当たり前となり、モノを売るメーカーは、その売り方をどのようにしていくべきかという課題に常に直面しています。更に、スマホの登場と普及によって私たちの生活様式はいつの間にか変化しており、それはつまり「買い物」という行動自体も変化していることを意味しています。

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前置きが長くなりましたが、美容室専売品を取り扱う私の会社の課題中の課題が売り方に他なりません。

コロナ禍となってから美容室専売品を取り扱う大手美容メーカーの動きには正直圧倒されました。即座に専門サイトというかアプリというかそういうものを作り、美容室でしか買えなかったものを美容室との連携によりネット上でモノを買えるようにしていきまいた。

まさに私にとっては理想の姿でした。


美容サロン専売品の一般サイトがリニューアル

高品質な美容サロン専売品は人気があるが、専用のECサイト「abc store japan」が全面リニューアルした。同サイトを運営する株式会社アデプトが2022年3月26日、発表した。

ブランド、カテゴリー、キーワード、フリーワード、条件の絞り込み、購入履歴、 仕上がり感、髪のコンディション、キャンペーン・特集、 ランキングなど圧倒的に多くの商品を検索する方法で購入できるなど、ネットショップとしての完成度はかなり高い、という。16年目でサイトの全面リニューアルになる。

プレスリリースで配信された写真には、どこか見覚えのある容器も。サロン専売品として、サロン限定で販売しているのが建前の商品が一般サイトで、しかも大幅割引で売られているとなると、美容サロンとしては店販品として売りにくい。メーカーサイドでは不正規流通として対応しているようだが、その効果は十分ではないようだ。

abc store japan
https://www.abc-store-japan.com/


以上引用。


美容メーカーとして、ネット上でのモノを売る展開として考えるべきは、上記サイトのようにネット上でモノが買える、だけでは何も解決しないということ。

今では、ビューティガレージの力が大きくなってそこでモノを売るのが得策かもしれません。しかし、ビューティガレージで買うという印象だけが強くなり、メーカーのモノを買うという印象を持たせきれません。

しかし、資金力や諸々の問題もあって、各メーカー、各ディーラーで専用サイトを展開して集客できるかというとそう簡単にはいきません。

記事にはメーカーサイドでは不正規流通として対応しているようだが、その効果は十分ではないようだとありますが、メーカーで働く人間としては、不正規流通はたかが知れている問題です。

本当の取り組むべき課題は、リアルでもネットでもいかに売る仕組みをつくれるか、だということです。





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