営業マンの「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」は成立するのか?


「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」という、ことわざ?ってありますよね。意味は、「下手でも、数多くやっているうちにはまぐれで成功することもある」ということらしい。一方で、ネットには以下のような解説も。
『下手でも回数を重ねるうちにいつか成功するという肯定的な意味合いで使われる場合もありますが、あれほど多く繰り返せば誰だってうまくいくと、下手さ加減を冷笑したり、皮肉る場合もあります。』

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営業においては、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」は当てはまらない、と私はかつての上司からよく言われておりました。

とはいえ、”まぐれ”という意味では営業でも当てはまらないこともないかなとは思います。つまり、営業でも”まぐれ”は起こるとは思います。もちろん、私もありましたしね。

でも、まぐれはまぐれなので、そう何度もまぐれが都合よく起こることなどありません。

美容室が私の営業先ですが、全国に25万軒以上あるといわれており、それこそ「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」かもしれません。

まあ、実際のところ、まぐれは起こりますが、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」の営業スタイルのままでは結果を出し続けることはできないでしょう。

かといって、軒数を多く回らなければ決まるものも決まりません。出来る営業マンが仮に存在して、その出来る営業マンがどのようにして結果を出しているのかといえば、結局は、他の誰よりも軒数を回っているに過ぎません。但し、計画性を持ち、必ず決める意思をもって。

ただなんとなく回っているだけで決まるならば誰も苦労しません。そこに「どうすれば決まるのか」という思考が伴って軒数を回れば決まるでしょうし、そして、確率も上がっていきます。

よくいうところの名バッターでも3割ちょっと、というやつです。10回中3回しかヒットできないわけです。

だから、打席に立つ回数を増やさないことにはヒットも出ないわけで、しかし、ただ打席に回数立てばいいかといえばそんなことはないわけで。

1軒回って1軒決まれば一番いいに決まっています。でも、そんなことはあり得ないわけで、10軒で1軒なのか、100軒で1軒なのかの違いが、出来る営業が出来ない営業ということだと思います。

確率を上げるには、計画性と決める意思であり、つまり、決める目的があるからこそ足を運べるわけです。

人間は、目的のために行動するものです。同じ行動でも目的が違うことなど多々あります。

同じ営業マンでも美容室に足を運ぶという行動は同じでも、目的が違えば出てくる答えは当然ながら違います。

だから、出てくる答え、つまり、結果を見れば、日々どのような目的で営業に取り組んでいるのかが丸わかりだということ。

面倒を見ている複数人の営業マンの日報を日々見ていますが、毎日、毎日、同じように美容室に足を運んでいるにも関わらず、結果らしい結果が出てこない、つまり、結果が出ないという結果が出ているわけですから、何を考えて日々営業をしているのか?まあ、そういうことです。





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