私が営業を続けられた理由~それはたまたま
同じ営業であっても、メーカーの営業マンとディーラーの営業マンでは、やはり違うのでしょうかね?売るモノが変わるだけで、営業という仕事はどの業界でも通用するのかな?とは思いますが、私は美容メーカーの営業マンですが、他の業界やらディーラーで営業としてやっていける自信は全くございません。
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まあ、20年以上も営業を散々やってきていうのも何ですが、自分がやる仕事として営業を考えたとき、営業の仕事はまず選びません。今更、別の業界とかディーラー、メーカーに運よく転職できたとして仕事として営業はやりたくありませんね。
星の数ほど営業マンは日本に存在しているでしょうけれど、自分が気に入っているモノを売っている営業マンってどのくらいいるのでしょうか?
なんとも幼稚な話で申し訳ないのですが、自分が好きになれないものを売る行為って苦痛以外の何物でもなくないですか?
冒頭に書いた、ディーラーとメーカーの営業マンの違いですが、もちろんたまたまなんでしょうけれど、今年入社した新しい営業マンの面倒をみていて感じることがそれなんです。
他の業界で営業をやっていて多少なりとも実績もあるようなのですが、メーカーの営業マンとなるとちょっと厳しいのかなと感じてしまいます。無論、営業マンとしての立ち振る舞いは感じますが。
要するに、ディーラーの営業マンしか経験していないようで自分が売るモノについての関心が薄いというか無いように感じられるのです。そして、その関心の無さがヒシヒシと私にも伝わってくる。
営業だから売ってナンボですから売れないことには話になりません。ただ、メーカーはディーラーと違って他のモノを売れない。相手にもっていったモノが断られたらそこで終わりです。
営業でよくいわれるところの「商品を売る前に自分を売る」ってありますよね。
ハッキリいってこれも微妙だなぁと私は思います。知らない人からモノを買わない傾向にあるだけなので自分を売るというよりも知ってもらうだけの話でしょう。
ただ、知ってもらうときに売るべきモノに対する思い入れやら価値観も同時に伝わるものです。
どんなモノでも売れてしまう人もいるかもしれませんが、それって詐欺師と表裏一体なような気もしてならない。
少なくとも私にはどんなモノでも売れる自信というか、そもそもそんなことなどしたくありません。しかも、仕事だから仕方がないという考え方も受け入れがたいものがあります。
そんな私でも、今扱っている自社の商品は好きです。他人に勧めたいものです。
つまり、上記のような自然と他人にも勧めたくなるような感じであればメーカーの営業マンに向いているのかもしれませんね(あくまでも個人的な意見)。
今思うと入社したときから自社の商品説明を聞いて「価値観」を持つことが出来たのは事実です。たまたま運が良かったんだと思います。そうでなければ、間違いなく営業なんてやってなかったでしょう。
だからこそ、私は仕事として営業を選ぼうとは考えていません。
そこで考えると、私の会社の新しい営業マンは、根本的に考え方というか価値観が異なるのでしょう。営業という仕事が向いていると自分自身で判断しているのだと思います。
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