欲しい答えは決まっている!?


営業は、人付き合いによって関係性を築いていくものです。築いていくには顧客とのコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーション、お互いに考えていることを伝え、理解を得ることであり、認識を共有すること、つまり意思疎通ということ。

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何気ない会話であっても、会話を投げかける方は意外と欲しい答えを求めているものです。というか、こういう答えをしてくれないかな、みたいな感じです。

お互いがお互いに欲しい答えのやり取りが出来れば、とても気持ちのいいコミュニケーションが取れると思います。

人間は感情で動くので、「私の気持ちを分かってくれた」というのがコミュニケーションの肝だと思うのです。

先日もほんと些細なことなんですが、ある営業マンとある顧客のやり取りでコミュニケーションの難しさというか何というか、妙?みたいなものを感じることがありました。

ある顧客が何気に「営業、大変でしょう?」と話しを振ったそうです。それに対して、その営業マンは「自分は、一ヵ所に留まっておくのが嫌いで、色んなところに行けるから営業は苦にならないんですよ」という返し。

この話しを当事者のある顧客から私は聞いたわけですが、顧客としては「わざわざ気遣ってもらってありがとうございます。大変といえば大変なんですが・・・」的な返しをその営業マンに期待しているわけです。

分かりますかね?

人って、ほんとに分からないから聞いている場合、何となくコミュニケーションを取るために会話したりするわけです。

今回は、何となくコミュニケーションを取ったわけですね。

話しを振る側は、こんな答えを言ってくれないかな、と思いつつ話しを振っているわけです。

なんていうのでしょうか、「あなたの意見なんて聞いてませんよ」って感じでしょうか。まあ、ホント身勝手なんですがね。

もちろん、意見を求められる場面もあるし、そこで何も意見しないのは、相手の思惑から外れてしまって、悶々とさせるだけです。

なので、営業でも日常会話でも「相手の心を汲み取る」ということこそが一番のコミュニケーションなんだと思います。

なんとも偉そうなことを書いていますが、私も思惑が外れ痛い目を見ることも多々ありますが・・・

そんなやり取りを心がければ、営業が上手くいくかも、です。





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