気配りとお節介
気配りという言葉がありますが、これは実際にやるとなると簡単ではありません。何故なら、相手がいるからです。つまり、こちらが気配りと思っていても相手がそれをどのように感じるかで出てくる答えは、気配りとなるのか、それとも単なるお節介になるのか。
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所詮は、気配りもお節介も表裏一体のような感じもしなくはないのですが、相手の立場でものを考えるか、自分の立場でものを考えるかの違いのようなもので、かといって相手の立場を自分が考えるのだからそれは自分の立場ではないのかという揚げ足取りのような考えがよぎるのは私だけでしょうか?
そんな屁理屈は取り敢えず置いておいて、気配りのためには、兎にも角にも「周りを感じる力」が必要です。
気づきといってもいいかもしれませんが、観察力が私にはシックリきます。なので日頃からの観察が非常に大切になってくる。とくに営業や接客といった、常に相手が存在するものでは。
『価値意識の違いをふまえ、接客力をアップ』
褒められても年代によって受け取り方に差がある。「お似合い!」と褒められて嬉しく思うのは20代女性が13%なのに対し、40代女性は4.3%と冷めている。
それぞれの世代の価値意識の違いをふまえ、サロンでの接客や満足度アップのためにどう生かせばいいのか、をテーマにしたホットペッパービューティーアカデミーの研究員コラムが2022年4月12日アップされた。
「20代・40代の持つ価値観の違いとは?満足度を高める接客のコツ」。
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/column/37489/
ちなみに、年代に関係なく嬉しく感じるのは「自分の名前を覚えていてくれたこと」。
年代別の接客のコツを理解するとともに、記憶力を高めることも接客には欠かせない。
以上引用。
まあ、ありがちなアンケートですが、年代に分けるカテゴライズするやり方は、全くもって観察とは程遠いものです。
相手を注意深く観察しているか気遣っているか、たったそれだけのことであって、そこに世代がどうのこうのいってしまうのは本質を避けているだけです。
なので、美容室では「接客をしない接客」とか「会話なし」といったマニュアル対応しかできないのでしょう。まあ、それは確かに、技術と同時に販売を行う美容室では中々難しいものだとは思います。
長年、美容室と携わっていると長く続けられているところでは、技術はもちろんのことそれ以上に接客が長けている印象を受けます。
接客やコミュニケーション能力を求められる美容室ですから、こうしたアンケートをするのは理解できますが、これではまるで解決にはならないと思うのですが・・・これこそがお節介というものでしょうかね?
「言葉の力」
佐々木圭一「伝え方が9割」
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