便利なツールに翻弄されないようにしたいものだが
よくよく考えると複数ある店舗の中から、何故かその店舗を選んでいるのは不思議なものです。長崎市には楽器店が数店舗しかなく、実際には、3店舗といったところ。ギター好きの私からすれば2店舗となって、もはやどちらに行くかみたいな感じになります。で、どちらに行っているかというと、どちらも行っています。
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もちろん、通いつめるとなれば1店舗になり選択した理由は、近いからです。
で、美容室の場合、どのような理由で来店を決めているのでしょうかね?実際のところは。
『予約サイトが口コミにとってかわる』
NBBAサロンユーザー調査2022年
女性客は、予約サイトを見て、最寄りの店のなかから、手頃な料金の店を選んでいる。ひと昔前は、最寄り、手頃な料金、口コミだったが、令和のいまは予約サイトが口コミにとってかわった感がある。
全国理美容製造者協会(NBBA)が2022年4月に発表したサロンユーザー調査2022年(2021年調査)「最近利用したサロンについて」より。
女性客が「理美容店を利用するきっかけ」のトップ3(複数回答)は、①最寄り(58.4%)②リーズナブルな料金(43.6%)③予約サイト掲載(22.9%)。また、予約方法は電話と予約サイト(ホットペッパービューティー)が双璧だった。
「最寄り」と「手頃な料金」については、どの年代でも共通して上位だが、予約サイトについては30代までに多く、高齢になるほど減り、最寄りが増える。また「友人・知人に進められて」(13.4%)は高齢になるほど増える。「店の前を通りかかって」(14.7%)は60代、70代に多い。「コロナ対策」で選ぶ人は7.4%だった。
予約方法(複数回答)は「お店に電話して」が33.6%、「ホットペッパービューティーから」が31.5%で双璧。このほか「使用した際に次回を予約」(9.0%)、「直接店に行って」(8.9%)、「ホットペッパービューティー以外の予約サイト」(6.2%)、「お店のホームページから」(6.1%)などもあるが、いづれも一桁台。「予約せず」に行く人は12.3%いる。予約方法は年代で差異があり、高齢になるほど電話が増え、ホットペッパービューティーは減少する。若い世代は逆になる。「予約せず」に行く人は、50代以上に多く、高齢になるほど増える。
以上引用。
敢えて「昔は」と書きますが、美容室にしても楽器店にしても実際に行ってみないと分からないことばかりでした。
「可視化」という言葉を聞く昨今ですが、今では予約サイトで実際に来店しなくても店の雰囲気の大体が分かるようになっています。
しかも、予約サイトに存在しない店舗はリアルでも存在しないような扱いにもなってきている。
テクノロジーの進化とそのテクノロジーの普及に合わせて、私たちの生活様式はいつの間にか変わってきています。それは、今回の記事にもあるような店舗選びに関してもいえることです。
美容室においては、予約サイトの存在は益々無視できないものとなっているように感じます。だからといって予約サイトがなければ美容室が成り立っていかないかというとそうでもなく、要は、使い方の問題といったところであり、それが本質だとは思います。
とはいえ、私も含め多くの人は、そのような便利なツールによって翻弄されているのもまた事実かなと。
佐藤航陽「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」
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