美容の技術料金の今後


美容でも理容でもそうですが、結局はヒトがやる仕事であり機械がやるものではないので、技術料金を安く設定し過ぎると自分たちの首を絞めることになります。一人の技術者が単位時間で生産(提供)できる量は限りがあります。

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確かに、カット専門店では10分カットということですが、実際には15分程度であり、単位時間では4人が限界となる。しかも、そこには、ただ切るだけと印象がどうしても強くなってしまう。

とはいえ、所詮は「需要と供給」のようなもので、カット専門店で十分という消費者もいるし、そして、そこで理美容師の腕を活かすという考え方だってある。

ただ、理美容師の数、理美容室の数を考えると、技術料金(基本となる、カット、カラー、パーマ)が今後上昇することは、ちょっと考えにくいかなと。

特殊な技術でありながら、しかも需要も高く、しかし、供給が追いついていないとなれば、相対的にその技術料金は高くなっていくでしょう。しかし、現状の理美容業界でそのような状況は起こっていません。


2021年美容系料金は、ほぼ横ばい

小売物価統計調査
総務省は2022年4月20日、小売物価統計調査・2021年(年次)を発表した。理髪料、パーマネント代、ヘアカット代、ヘアカラー代、エステティック料金の美容系料金は2019年に上昇したが、2021年はコロナの影響を受け、多少の増減はあるもののほぼ横ばいだった。

県庁所在47都市の平均(単純平均)は
理髪料3606円(前年比-2円)
パーマネント代8335円(同+22円)
ヘアカット代3624円(同+22円)
ヘアカラー代6043円(同+22円)
エステティック料金11900円(同-11円)


以上引用。


もはや特殊な技術ではなくなっている理美容の技術メニューでは、上記の料金体系が限界のように思います。

ただ、カラーやパーマといったものは、今後、材料費の上限があるでしょうし、エネルギー価格の高騰、つまり、電気、ガス、そして、水道を含めて、そういったものの影響を多少は受けるでしょうけれど、劇的に技術料金が変わるということは起こらないと思います。

となれば、いかにお客をつかむかということが理美容室の命題といったところでしょう。





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