質問出来ない人とは?
営業の現場で顧客に「どんな些細なことでも構わないので聞きたい(分からない)ことがあればいつでも遠慮なく何でも聞いて下さい」とお約束?として、言う場面なんかが営業マン(言わない人もいるでしょうけれど)にはあると思います。
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言わない人、言えない人、というのは、意外とホントに聞かれたらどうしよう、答えることができなかったらどうしよう、とか考えるようです。
確かに、この気持ちも分かるような気もします。実際に聞かれたりすると面倒だったりするので。
しかし、冒頭のようなフレーズを顧客に言っても殆どが聞かれることはありません。
私も冒頭のフレーズは営業先である美容室にことあるごとに言ってきましたが、わざわざ聞いてくる方はいませんでした。
中でもとくに聞かれないとか言われないケースは、「なんかあったら力になりますよ」というやつです。「力になります」です。
どうやら「力になります」は、「お前の力なんて借りたくない」という見栄が働くようです。だから、素直に力を貸してくれとは言われない確率が高いようです。
見栄とかプライドの問題ですね。
ただ、このケースですが営業マンと顧客なら問題がないというか何というか。同じ職場であればちょっと話しは違ってくるのかなと。
例えば、今、私、営業マンの指導とか面倒(あくまでも教育ではありません)を見ているわけですが、殆ど質問らしい質問がありません。
実際に質問というのは、どのように質問したらいいか分からないケースもあったり、仕事の中身がある程度理解してからではないと質問出来ないも確かにあるとは思います。そして、質問を出来ない、させないというような雰囲気もあるでしょう。
かなり主観的であることを認めた上で、一応、上記のようなものはなさそうで、明らかに、分からないこと、行き詰まっていることがあるにも関わらず、全く質問が来ないわけです。
質問することに引け目を感じているのかなぁとも考えたりしましたが、逆にこちらから質問すると、こちらが考えている以上に何も全く考えていないようで・・・
やはり、あるのは見栄とプライドの問題。
「仕事が出来ない人」というレッテルを貼るのは簡単なのですが、一番怖いのは、質問を出来ないその営業マンが個人的な問題だと考えているところ。
出来ない自分を見栄とかプライドの問題とかで終わりにするのは、利害関係がない場面であればいくらでもやってもらって構いません。
しかし、あくまでも仕事であり成果を求められる。
なので、私からすればいい大人(多少の分別はあるでしょう)が見栄とかプライドの問題に逃げてしまうのがどうも理解に苦しむのです。
となると、そこを解決できる可能性があるとすれば、指導ではなく教育となってくる。
ということで、ちょっとややこしい問題に直面している私です。
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